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ソウル大学教授、女子大生4人への常習痴漢容疑で事前拘束令状請求

登録:2014-12-03 08:46 修正:2014-12-04 06:28
ソウル大学正門。キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社

 インターン女子学生などにセクハラをした疑いで捜査を受けてきたソウル大学数理科学部K教授に対して、検察が自身の受け持ち女子学生4人に対して常習セクハラしてきた容疑を追加して事前拘束令状を請求した。

 K教授を初めて捜査した警察は在宅起訴意見で送検したが、検察はソウル大の女子学生の中に追加被害者が確認されたことにより拘束捜査を行う方向で結論を出した。性犯罪の疑いで現職ソウル大教授の拘束令状が請求されることは今回が初めてだ。

 ソウル北部地検刑事3部(部長ユン・チュンギ)は、インターン女子学生と受け持ち女学生数人に対して常習痴漢行為をした疑い(常習強制わいせつ)でK教授の事前拘束令状を請求したと2日明らかにした。 検察は「事案が重大で逃走の恐れがあるため拘束捜査の必要があると判断した」と説明した。K教授は7月28日、ソウル広津(クァンジン)区のある遊園地のベンチで世界数学者大会を準備するため自身の仕事の手伝いをしていた他大学出身インターン女子学生を膝に座らせ、からだの主な部位に触れた疑いを受けている。 検察はまた、令状でK教授がソウル大の女子学生4人に対しても繰り返し会うことを強要し、実際に会えばスカートの下に手を入れたり、抱きついて強制的に接吻した疑いを受けていると明らかにした。

 被害者非常対策委員会は『ハンギョレ』に「多数の被害者が検察に出向いたと述べ、陳述内容と証拠はこれまで自分たちが報道資料やインタビューを通じて知らせた事実と同じだ」と話した。 これに先立ってソウル大学生22人は、K教授が夜に酒を飲もうと言って呼び出し、身体に接触するなど10年前からセクハラ行為を続けてきたと主張したことがある。

 K教授の令状実質審査は3日午前10時30分、ソウル北部地方裁判所で開かれる。

ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/667133.html 韓国語原文入力:2014/12/02 21:41
訳J.S(939字)

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