入居者の侮辱的な言葉に悲観して警備員イ・マンス氏(53)が焼身し亡くなったソウル狎鴎亭(アックジョン)洞の新現代アパート団地警備労働者がストライキを暫定的に決議した。
民主労総ソウル一般労組新現代アパート分会は、27日から二日間「賃金団体協約締結のための争議行為賛否投票」を行った結果、56人が投票に参加し賛成42票(71.2%)、反対11票、無効3票でストライキの実施を決めたと28日明らかにした。 このアパート団地には警備労働者78人が勤務しているが、このうち59人が労組に加入している。
労組は24日、警備サービス業者である韓国住宅管理株式会社と団体交渉を行ったが、労組側の要求事項である雇用安定と定年65歳保障に関する団体協約条項で意見の差異を埋められず、ついに決裂した。 労組はこの日、ソウル地方労働委員会に労働争議調整申請を行い、調整が成立しなければこの日の投票結果によりストライキに突入することになる。
新現代アパート入居者代表会議は、11月5日にサービス業者の変更を決め、20日には警備労働者78人を含めサービス業者に所属する労働者106人に12月31日付で‘解雇予告通知状’を送った。