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女性の再就職支援より経歴断絶の予防が急務

登録:2014-11-07 19:48 修正:2014-11-08 06:37

経歴断絶の女性の賃金は断絶のない女性の73%
仕事を続けられた女性は「能力」より「運」を挙げる

「運が良かった」。長期間にわたり経歴が断絶することなく仕事をしている女性は、能力や成果ではなく‘運’を理由に挙げた。 ここで言う‘運’とは、実家の母親などの補助養育者と同義語だ。 20年近く会社員として仕事をしているキム・ヨンジョンさん(仮名・38)がそうだ。 キムさんは「母は私が仕事をすることに全面的に賛成してくれて一緒に暮らし子供たちの面倒を見てくれている。 おかげで仕事に専念できる」と話した。

 仕事をする女性が増えたため、仕事と家庭が両立できるようにする政策が拡大してきた。 育児休職制度が普及し、無償保育も導入された。 それでもキムさんのように休まずに仕事を続けようとする女性たちが多い。 ‘母性保護’政策を享受することが、逆に女性の経歴断絶の口実になることもあるからだ。

 パク・ジンギョン仁川大学基礎教育院教授は7日、「2000年代初期に産前休暇と育児休職を拡大する法が通過したが、女性が仕事と家庭の両立を拡大する方向が、かえって経歴断絶の口実になるとは思わなかった」と話した。これまでの仕事と家庭の両立を図る政策が女性の経歴延長に役立たないのは、‘女性だけ’に適用された政策であるため、会社が育児のために相対的に生産性が落ちる女性労働者を核心的な人材として配置せず、不利益を与える場合が多いからだ。育児責任を男女が同等に分担しない限り、女性労働者の経歴断絶を防ぐことは容易でないという意味だ。

 不安定な仕事に従事する女性労働者の経歴持続は一層難しい。賃金労働者のうち、男性の非正規職比率が26.2%なのに対して、女性は39.9%(2014年3月基準)だ。

 政府は後追いで経歴断絶女性の再就職支援に女性雇用政策の目標を置いたが、仕事の質や賃金水準が以前より落ちるることまでは防げない。経歴断絶女性が再就職後に受け取った月平均賃金(149万6千ウォン)は、経歴断絶がない女性の月平均賃金(204万4千ウォン)の73.2%水準だ。

 会社にすべてを賭けなければ昇進できない文化も、女性労働者の立場を困難にしている。ソウルのある大型フランチャイズの学習塾で仕事をして、現在は育児休職中のハ・ジヨンさん(仮名・33)は「育児休職で人事考課を低く受ければ、課長昇進から外れる」と話した。ハさんは「女性役員の2人も家庭を捨てたから昇進できた」と説明した。

 カン・ソンミ韓国女性民友会活動家は「経歴断絶以後の再就職に女性雇用政策の焦点を合わせるのではなく、経歴断絶すること自体を予防する方案が望ましく且つ現実的だ」と話した。

 女性労働政策の代案を模索する討論会が韓国女性民友会・韓国女性団体連合・韓国女性労働者会主催で7日ソウル貞洞のフランチスコ教育会館で開かれた。

パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/663466.html 韓国語原文入力:2014/11/07 16:51
訳J.S(1340字)

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