10月23日、ソウル汝矣島(ヨイド)の63コンベンションセンターで開かれた第7回「半導体の日」記念式。
韓国半導体産業協会が主催した行事には、ユン・サンジク産業通商資源部長官をはじめ国会産業通商資源委員会イ・ヒョンジェ、ノ・ヨンミン議員(新政治民主連合)、韓国半導体産業協会長を務めるキム・ギナム サムスン電子代表理事(社長)、パク・ソンウクSKハイニックス代表理事(社長)、イ・ヨンス韓国生産技術研究院院長など産・学・研の関係者500人余りが参加した。 チョン・ドンス サムスンSDS社長はこの日、金塔産業勲章を受けた。
同じ時刻、「半導体労働者の健康と人権を守るパンオルリム」(以下、パンオルリム)はイベント会場前で抗議集会を行った。 「今も半導体労働者は数百種類の有害化学物質に露出して仕事をしている。サムスン電子をはじめとする半導体企業は、自分たちが使っている有害化学物質の危険性について客観的な検証をしなければならない」とパンオルリムは主張した。 娘のファン・ユミさんを白血病で失ったファン・サンギ氏は「サムスンが調停委員会を通じて時間稼ぎをしようとしている」として「パンオルリムとの対話に誠実に応じなければならない」と話した。 半導体輸出が100億ドルを突破した1994年10月の第4週木曜日を記念して、2008年から続いている‘祝祭’には、実際に半導体を作ってきた労働者には席が用意されなかった。労働者不在の半導体の日であったわけだ。
1週間後の10月30日には、ソウル汝矣島の国会図書館で「半導体職業病予防対策準備のための討論会」が開かれた。
ウン・スミ議員室(新政治民主連合)とパンオルリムが主管した討論会には、ペク・ドミョン ソウル大学保健大学院教授(産業保健専門医)、コンユ・ジョンオク職業環境医学専門医、パク・ドゥヨン漢城大学教授(機械システム工学科)等の半導体職業病問題の専門家と市民50人余りが参加した。
半導体の日が過ぎたためだろうか。多数いたはずの国会議員と半導体企業関係者たちの姿は見られなかった。 主催者側は予防対策と関連した企業の立場を聴くために、サムスン電子に討論者として参加してほしいと要請したが、サムスン電子側は固辞したという。 討論会の司会を担当したイ・チャンゴン『ハンギョレ』社会政策研究所長は「半導体職業病の予防対策を講じなければならない半導体企業関係者たちが討論会に参加しなかったのは残念」とし「サムスンは白血病交渉を行っており、ハイニックスは産業保健検証委員会を設けたが、このような労災予防対策と関連しては真の疎通はなされていない」と指摘した。
このような疎通不在の理由についてパンオルリムのコンユ専門医は、自分たちは法の通りきちんとやっているという‘サムスンの過度な自負心’に求めた。 コンユ専門医は「安全管理を熱心にしているということは、事業場が安全だということを意味しない」として「2012年5月、サムスンは自分たちが産業安全保健法に合致するようきちんとやっていると発表したが、6か月後の2013年1月にサムスン半導体華城(ファソン)工場でフッ酸が漏れ出て1人が亡くなり4人が負傷する事故が起きた」と話した。
半導体職業病の予防対策と関連して、参席者は異口同音に労働者の知る権利と共に企業の告知義務を挙げた。 「半導体職業病を防ぐためには、精密な実態調査とともに該当企業が労働者に化学物質の危険性を教えなければならない。 企業が化学物質の有害性を知っていながらこれを労働者に告知しないならば、それは犯罪に該たる。」全ての半導体企業が耳をそばだてて聞くべき話だった。
韓国内外の電子産業を主導する大企業が‘賞を受ける席’だけではなく、‘非難される席’にも参加して労働者の人権と企業の社会的責任を共に議論する日はまだはるか先のようだ。