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チョン・ソングン‘偽証’に…セヌリ党にも否定論広がる

登録:2014-07-11 20:38 修正:2014-07-12 09:05
与党「今後また事件を起こす ボールは大統領府へ渡った」
新政治「長官になるため計画的に大統領府・国会・国民をだました」辞退圧迫
キム・ミョンス、チョン・ジョンソプは聴聞報告書を拒否
キム・ミョンス社会副総理 兼 教育部長官候補者(左)とチョン・ソングン文化体育観光部長官候補者

 与党がキム・ミョンス社会副総理 兼 教育部長官候補者を落馬させる側に方向を決めたと言われる中で、人事聴聞会で虚偽の証言をしたチョン・ソングン文化体育観光部長官候補者に対しても否定的気流が広がっている。 パク・ヨンソン新政治民主連合院内代表が去る10日の朴槿恵(パク・クネ)大統領との会合で、キム・ミョンス、チョン・ソングン候補者を名指しして「任命再考」を要請した直後、チョン候補者の人事聴聞会偽証事件が起き、チョン候補者に対する世論が急激に悪化しており与党でも防御が容易ならざる状況だ。

 国会教育文化体育観光委員会は11日に全体会議を開き、キム・ミョンス、チョン・ソングン候補者に対する人事聴聞報告書の採択を議論する予定だったが、新政治連合が会議出席を拒否して日程自体が取り消された。 両候補者に対する聴聞手続きの期限である13日までに会議が開かれる可能性は低く、人事聴聞報告書の採択は不発になるものと見られる。 与党幹事であるシン・ソンボム議員は「野党が会議の開催を拒否し、国会ですべき仕事は全て終わってしまった。 ボールは大統領府へ渡った」と話した。

 特にチョン候補者の場合、去る10日の聴聞会でマンション売買と関連した虚偽証言が露見したチョン候補者に対しては、野党はもちろん与党からも首を横に振る人々が多い。 セヌリ党のある議員は「むしろキム・ミョンスの方は純朴と言えるが、チョン・ソングンは本当に話にならない。 巧妙にだました」として「それにあんな人が(長官になれば)今後また事件を起こす」と話した。 国会教育文化体育観光委員会に所属するセヌリ党のある議員も「チョン・ソングン候補者に対して‘あんな人をどうしても長官にしなければならないのか’という気流が与党内部にある」として「ただし長官候補者が2人も落馬することになるという負担感のために、遠慮なく話をすることもできず戦々恐々としている」と伝えた。

 放送記者出身のチョン候補者がどんな人物なのかをよく知っている放送・言論界で、チョン候補者に対する否定的認識が一層強い上に、任命を強行すれば7・30再補欠選挙に悪影響を与える恐れがあるという点も与党内から‘チョン・ソングン否定論’が出てくる背景だ。 セヌリ党のある議員は「言論界内部でも別に評判が良くない」と話した。

 これまでキム・ミョンス候補者に集中していた新政治民主連合は‘聴聞会 虚偽証言’以後、チョン候補者の落馬を既定事実化しようとする雰囲気だ。 パク・ヨンソン院内代表はこの日国会で開かれた最高委員会議で「人事聴聞会での宣誓は嘘をつかないという国民との約束だ。 国民は容認できない」とし、チョン候補者の辞退を圧迫した。 教育文化体育観光委員会の野党幹事であるキム・テニョン議員も議員総会で「チョン候補者は長官になるために計画的に大統領府をだまし、国会と国民を欺いたという点で、キム・ミョンス候補者とは次元を異にする。 国民を相手に詐欺を働いた人を相手に人事聴聞会を行うことはできない」とし「大統領府と与党がチョン候補者を庇い続けるならば、種々の疑惑を追加公開する」と警告した。

 これと共にチョン・ジョンソプ安全行政部長官候補者に対しても、国会安全行政委員会野党幹事であるチョン・チョンレ議員が、この日国会政論館で記者会見を行い「国家改造を遂行する人ではなく改造の対象」とし聴聞報告書の採択を拒否した。

キム・スホン、ハ・オヨン記者 minerva@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/646603.html 韓国語原文入力:2014/07/11 19:37
訳J.S(1665字)

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