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野「キム・ミョンス、チョン・ソングン再考を」朴大統領「よく分かった、参考にする」

登録:2014-07-10 20:43 修正:2014-07-11 06:58
与野党院内指導部と初会合
朴槿恵(パク・クネ)大統領が10日午前、大統領府で就任後初の与野党院内指導部との会合に先立ち、パク・ヨンソン新政治民主連合院内代表と握手している。 中央はイ・ワング セヌリ党院内代表。 イ・ジョンヨン記者 @lee312@hani.co.kr

 朴槿恵(パク・クネ)大統領が10日、キム・ミョンス社会副総理 兼 教育部長官候補者とチョン・ソングン文化体育観光部長官候補者の指名を撤回してほしいという野党の要求に対して「よく分かった。 参考にする」と明らかにした。

 朴大統領はこの日午前、政府スタート以来、初めて与野党院内代表団であるセヌリ党イ・ワング院内代表とチュ・ホヨン政策委議長、新政治民主連合パク・ヨンソン院内代表とウ・ユングン政策委議長を大統領府に招請し面談した。 面談後、院内代表団が用意したブリーフィングで、パク院内代表は「キム・ミョンス、チョン・ソングン二人の候補者に対しては朴大統領に具体的な申し上げたし、再考して下さいと申し上げた。 これに対し朴大統領は‘よく分かった。 参考にする’で応えた」と伝えた。

 朴大統領が撤回要求に対して即答をしなかったものの、大統領府内部では与党内でも反対気流の強いキム・ミョンス候補者の去就問題について深刻に考慮していると言う。 与党核心関係者も「(キム・ミョンス候補者に対しては)初めは盗作有無が関心事であったが、昨日の聴聞会で資質論にまで火が点いて尋常ならざる状況と判断している」として「大統領府が世論を伺っていると見られ、我々も(大統領府の最終決定を)待っている」と話した。 キム候補者の去就に対する結論が差し迫ったものと分析される。

 チョン・ホンウォン総理の留任については新政治連合のパク・ヨンソン院内代表が「セウォル号惨事以後に責任を負う人がいないことに対して国民の憂慮の声がある」と伝えると、朴大統領が「新総理を探すことにともなう人事の困難がある。 チョン総理がセウォル号収拾現場をよく知っていて、真正性をもって後続対処をすることができると考えた。 理解してほしい」と話したとパク院内代表が伝えた。

 与野党院内代表はこの日の面談でセウォル号特別法は7月16日の本会議通過を目標に与野党が集中的に議論することにしたし、檀園高の被害生徒の大学定員外特例入学問題も同日通過させることで意見を集約した。

 南北関係と関連してパク院内代表は、南北対話のための‘5・24措置’解除を建議し、朴大統領は「人道的次元で、民族同質性確保など許容範囲内で推進する」として「政府と与野党が統一準備を共にできるよう大統領直属の‘統一準備委’に両党政策委議長が参加する方案を提案した」とパク院内代表が伝えた。

 朴大統領はこの日の会合で、政府組織法といわゆる‘キム・ヨンナン法(官フィア防止法)’、‘ユ・ビョンオン法(犯罪収益財産没収法)’等に対する国会の早急な処理を要請し、与野党院内代表は来る8月国会でこれら法案を処理することで意見を集約した。

ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/646479.html 韓国語原文入力:2014/07/10 20:18
訳J.S(1422字)

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