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「ひとまず聴聞会を見よう」と言った大統領府‘チョン・ソングン偽証’つまずきに困惑

登録:2014-07-11 20:18 修正:2014-07-12 08:50
キム・ミョンスに続きチョン・ソングン去就が宿題…14日最終決定の見込み
チョン・ソングン文化体育観光部長官候補者が10日午前、国会教育文化体育観光委員会で開かれた人事聴聞会で議員の質問を聞きながら深いため息を吐いている。 キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr

 キム・ミョンス社会副総理 兼 教育部長官候補者に続き、チョン・ソングン文化体育観光部長官候補者の‘人事聴聞会偽証’に対する批判世論が高まり、2期内閣スタート日程が再び揺らいでいる。 朴槿恵(パク・クネ)大統領も予想できなかった‘チョン・ソングン偽証’というつまずきで、キム候補者に続きチョン候補者の去就までが政治的負担に浮上したためだ。 その上、野党が3人目の非適格者に指名したチョン・ジョンソプ行政安全部長官候補者の去就まで悩まなければならない状況だ。

 朴大統領が10日午前、与野党院内代表団を招請して面談した時点でも、大統領府ではキム・ミョンス候補者1人に対する判断だけが残っているという気流が強かった。 大統領府内部では、総理候補者2人に続き社会副総理候補者まで辞退すれば負担があまりに大きいという‘落馬否定論’もあったが、保守系教員団体と保守言論までが背を向けるなど、キム候補者に対する世論悪化を負担に思う雰囲気が最も強かった。 大統領府関係者は朴大統領と院内代表団との会談後「下半期には国会と協力しなければならないことが多く、処理しなければならない法案も山積している。 近い将来に結論が出ると見る」としてキム候補者の辞退を仄めかしもした。

 ところが10日になって‘チョン・ソングン偽証’という追加的な突出変数が出てきて、野党がチョン・ソングン落馬に総力を挙げ、大統領府の計算が狂った。 チョン候補者の明白な‘嘘’に対する野党の反発を、政治攻勢だとして追い詰めることが難しい状況であるためだ。 大統領府参謀の間では‘チョン・ソングン偽証’に対する野党の反発のために朴大統領がキム・ミョンス候補者をあきらめざるを得なくなり、チョン候補者を含む残り二人の候補者は任命を強行するのではないかという展望もある。

 だが、そうすれば明白な嘘をついてボロが出た様子がテレビの画面を通じて赤裸々に明らかになり、チョン候補者が大衆の笑いものになった。 任命を強行すれば、朴大統領がなぜチョン候補者を長官に任命しなければならないのか、その理由を説明することが容易でない。 さらにキム候補者とチョン候補者に対する辞退圧力が高い時に、朴大統領が直接乗り出し「ひとまず聴聞会を見て判断しよう」と言って聴聞会制度の改編まで言及したが、二人の候補者に対する聴聞会以後は世論がさらに悪化したことも新たな負担として作用することになった。

 野党が聴聞会報告書の採択を拒否したキム・ミョンス、チョン・ソングン、チョン・ジョンソプ三人の候補者の去就は朴大統領が14日頃に最終判断するものと見られる。 国会人事聴聞会法の規定上、大統領府は14日から聴聞報告書が採択されなかった候補者の報告書採択を再要求できる。 大統領府が要請した期間内に国会が採択を繰り返し拒否すれば、朴大統領は任命を強行できる。 大統領府が11日「報告書が採択された候補者はもちろん、そうでない候補者に対しても全ての事案が整理された後に一括的に任命状を与える方針」と明らかにしただけに、14日に朴大統領がどんな選択をするのかが注目される。

ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/646600.html 韓国語原文入力:2014/07/11 19:53
訳J.S(1594字)

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