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「7月4日0時から軍事敵対行為中断」北 国防委 電撃提案

登録:2014-07-01 00:35 修正:2014-07-01 07:58

 北朝鮮国防委員会が7月4日0時から軍事的敵対行為の全面中断などの内容を盛り込んだ‘特別提案’を30日南側政府に出した。 政府は即座に反応することなく慎重な検討に入った。梗塞した南北関係改善の糸口が用意されるか注目される。

 北朝鮮国防委はこの日午後‘南朝鮮当局に送る特別提案’を通じて「去る2月にかろうじて用意された南北高位級接触で成し遂げた合意まで紙くずになりつつある」として「7・4南北共同声明発表42周年を控えて、南北関係改善の新たな転換的局面を切り拓く断固たる決意を持って特に提案する」と明らかにした。 国防委の提案は大きく三点に要約できる。 △7月4日0時から軍事的敵対行為と相互誹謗・中傷を全面中止すること△9月仁川(インチョン)アジア競技大会を控えた状況で、雰囲気造成のために8月末‘乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン’韓-米連合軍事演習計画を取り消すこと△7・4共同声明以外に南北間で採択したすべての声明・宣言を再確約することなどだ。 北朝鮮は具体的な対話時期や主題などは明らかにしなかった。

 政府当局者は「北朝鮮の提案をどのように受け止めるか論議中」としながら「1日頃には立場を明らかにすることができるだろう」と話した。 政府が北朝鮮の提案を一刀のもとに切って捨てなかった点を見れば、多少は肯定的に評価する流れも一部では感知されている。

 チャン・ヨンソク ソウル大統一平和研究院専任研究員は「北朝鮮が孤立から脱皮するために日本とロシアに続き、南北関係を活用しようとしている」として「直ちに南北関係に画期的な進展があるとは考えにくいが、政府が北朝鮮との対話に乗り出し梗塞局面を解かなければならないだろう」と話した。 チェ・ヒョンジュン記者 haojune@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/644891.html 韓国語原文入力:2014/06/30 22:01
訳J.S(867字)

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