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ムン・チャングク、‘反民族親日’非難が浴びせられるや‘抗日闘士’に変身?

登録:2014-06-20 13:34 修正:2014-06-21 07:54
ムン・チャングク国務総理候補者が19日午後、ソウル鍾路区(チョンノグ)の政府ソウル庁舎昌成洞(チャンソンドン)別館から退勤する際に、記者たちに自身が書いたコラムを見せている。 この日、ムン候補者はロビーで立ったまま20余分間にわたり自身に向けられた親日史観論議などについて弁明した。 2014.6.19 (ソウル=連合ニュース)

安倍の‘河野談話再評価’を批判して‘反日発言’
「総理になりたくて心にもない話までするのか」世論冷淡

 「‘河野談話’について日本が再評価をする。苦々しい。 心から謝る姿を見せれば賠償は今後の問題だ。 私たちの国民はそんなに偏狭でないということを私が書いたのだ。」ムン・チャングク国務総理候補者が‘反民族親日人物’という批判が出て、これを意識したように連日‘反日発言’を吐き出している。

 20日午前、政府ソウル庁舎昌成洞(チャンソンドン)別館に出勤したムン候補は、更に重ねて‘日本批判’のトーンを高めた。 ムン候補は「慰安婦問題とは何か。 反倫理的犯罪行為だ。だから全世界が怒っている」として安倍政府の河野談話再評価の動きを批判した。

 日本が再検証報告書を発表する予定の河野談話は、1993年に河野洋平 当時日本官房長官が日本軍慰安婦に対する軍の強制動員を認めて謝罪した談話文だ。

 ムン候補者は前日の帰途にも、最も尊敬する人物は‘安重根(アン・ジュングン)・安昌浩(アン・チャンホ)先生’とし、20分余りかけて長広舌をならべた。 彼は「国を愛された方々に胸の底からあやかりたい。 他の話は許せても私に対して反民族的という言葉は到底承服できない」として、安重根義士の伊藤博文狙撃を素材とした自身のコラムを記者たちに掲げて見せた。

 ムン候補者の相次ぐ反日発言にもかかわらず、インターネット掲示板と社会関係網サービス(SNS)等のオンライン世論は冷ややかだった。 ツイッターでは「ムン・チャングク候補が安昌浩と安重根を尊敬しているから親日派ではないと言っている。 それを信じろって?」(ID@rivermo67) 「河野談話再評価が苦々しい…、総理になりたくて心にもないことを言っているのではないか」(ID@drkpc0904)等の反応を見せた。

 一方、MBN-リアルメーターが前日実施した緊急世論調査で‘ムン候補が自主的に辞退しなければならない’という応答は69.8%と現れた。 先週の調査より4.2%上がった数値だ。 ‘人事聴聞会を通じて疎明の機会を与えなければならない’という応答は23.7%であった。 調査は19日一日で全国成人500人を対象に自動応答有無線電話調査で実施された。 95%信頼水準に誤差範囲は±4.4%だ。

パン・ジュノ記者 whorun@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/643303.html 韓国語原文入力:2014/06/20 11:06
訳J.S(1303字)

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