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ILO総長「韓国社会 後退している」調査団派遣の可能性もほのめかす

登録:2014-06-08 23:54 修正:2014-06-09 07:30
二大労総との面談で明らかに
ガイ・ライダー国際労働機構(ILO)事務総長

 ガイ・ライダー国際労働機構(ILO)事務総長(写真)が韓国の労働権問題と関連して「韓国社会が正しい方向に向かわず、むしろ反対に進んでいる」として、調査団派遣の可能性に言及した。

 民主労総と韓国労総は6日、ライダー事務総長がシン・スンチョル民主労総委員長とイ・ビョンギュン韓国労総事務総長に面談した席でこのように話したと8日明らかにした。

 ライダー事務総長は全国公務員労組設立申告差し戻し、全教組法外労組化通知、移住労組不認定、最近はユ・ギス民主労総事務総長の拘束と三星(サムスン)の無労組政策にともなう一連の人権・労働権侵害に直接言及した後「(韓国の労働基本権が)国際社会の努力で多少進展したが現政権で後退している」と批判した。

 二大労総が国内労働権弾圧の実態を調査する調査団を派遣して欲しいと要請すると、ライダー事務総長は「結社の自由委員会や基準適用委員会の結論が出てくれば推進が可能。 良い結果が出るだろう」とし「特に私が直接訪問できる契機を用意することもアイディアの一つ」と話した。

基準適用委員会の結論は10日頃に出てくる予定だ。

チョン・チョンフィ記者 symbio@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/641409.html 韓国語原文入力:2014/06/08 20:26
訳J.S(669字)

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