セウォル号惨事の責任を問い、朴槿恵(パク・クネ)大統領を批判したり辞退を要求した教師たちを教育庁が調査していた事実が明らかになった。
6日、大邱市(テグシ)教育庁関係者によれば、先月30日大邱市(テグシ)教育庁傘下の東部教育支援庁は大邱地域で勤務している師を呼び出し、フェイスブックにセウォル号事故と関連して朴大統領を批判する文を載せたことと関連した‘事実問答書’を作成した。 事実問答書は懲戒に先んじた手続きの一つだ。
ソ・ジョンウン大邱市教育庁東部教育支援庁奨学官は、<ハンギョレ>との通話で「K教師が国家公務員法上‘公務員品位維持義務’に違反したかを調査中」と話した。K教師は調査を受けた後の去る1日、フェイスブックに「お前は公務員だから温和しくしていろ。 いいえ、公務員である前に母親であり人間だ。 法より上にあるものが人倫だ。 子供たちを教える教師だから、この恥ずかしい公職社会の一構成員だからこそ、温和しくしてはいられなかった」という反論文を載せた。 現在K教師は自身のフェイスブック アカウントを閉鎖した状態だ。
蔚山(ウルサン)でもある教師が朴大統領の辞退を主張する文を社会関係網サービスに上げ、教育庁から‘口頭注意’を受けた。 クォン・ジョンオ全教組蔚山支部長は先月28日と去る2日の二度にわたり蔚山市教育庁から「国民権益委員会が運営する国民申聞鼓(目安箱)にあなたのフェイスブックの文を告発する嘆願が上がってきた」という連絡を受けた。 クォン支部長は先月27日、フェイスブックにセウォル号惨事と関連して「今回の事態の唯一の答は、朴槿恵の辞退だ」という文を載せた。 クォン支部長は「告発が入ってきたとすれば、教育庁が手続きに従って処理すれば済むことなのに、あえて電話をしてきたのは‘気を付けろ’という意味と受け止めざるを得ない。 私は教師である前に民主主義国家の市民であり表現の自由がある」と話した。
一方、先月30日には京畿道(キョンギド)のある警察署の情報課所属警察官がこの地域のある高校の校長と全教組支会長に会い、セウォル号と関連した生徒たちの動向を聞き込んだことが分かった。
キム・ジフン記者 watchdog@hani.co.kr