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[旅客船沈没 大惨事]「私たちは子供と安全に暮らしたい」

登録:2014-05-05 23:47 修正:2014-05-06 21:04
街頭沈黙行進に立ち上がった母親たち
子供の日である5日午後、ソウル弘大入口(ホンデイプク)駅一帯で‘マダム方背(パンベ)’、‘瑞草(ソチョ)母親たちの集い’、‘自然主義出産家族会’等に所属する母親と市民が‘母親だから話せる’第2次行進をしている。 イ・ジョンヨン記者 lee312@hani.co.kr

乳母車を押して弘大(ホンデ)前を1時間余り行進
「子供の日の最高のプレゼントは安全」
ドイツ海外同胞たちも犠牲者追悼式

 ‘子供の日の最高のプレゼントは公正で安全な国です。’ ‘私たちは子供と大韓民国で安全に暮らしたい。’子供の日である5日、200人余りの若い父母たちがソウル弘益(ホンイク)大前の道路で子供を乗せた乳母車を押して行進を行った。 スローガンを叫ばない沈黙の行進だった。 黄色い紙に力強く書いた手書きの文字が声に代わった。

 この日の乳母車行進は先月30日ソウル 江南(カンナム)駅での行進に続き2回目だ。 インターネット育児カフェなどで出会った母親たちが‘母親だから話せる’として一つになった。 父親たちも力を添えた。 ミン・ジョンア(31)・チャ・テミョン(33)氏夫婦は「初めてセウォル号事故の知らせに接した時、何もできないということに無力感を感じた。 だが、家にばかりいるわけにはいかなかった。 社会に無関心でいるならば何も変わらない。 私達の子供たちが生きていく社会が変わることを願う気持ちで参加することにした」と話した。

 乳母車を押して沈黙行進に立ち上がった母親たちは‘反省します’、‘子供たちは信頼の代価として命を失いました’、‘母親だから話せる。 じっとしているのはやめよう’と書いたプラカードを握った。 若い父母たちは弘益大前の道路を1時間ほど沈黙で行進した。 乳母車行進を提案したキム・ミエ(35)さんは「母親たちが沈黙すれば子供たちにこのような社会を譲らざるをえない」と話した。 2才の息子を連れて行進に参加したイ・ジュンヒ(39)さんも「変化のために行動しないならば、この痛みからうちの子も自由になれないと考えた」と話した。 行進には弘益大前でセウォル号追慕行事を準備していた大学生20人余りも参加した。

 一方、去る3日にはドイツ ベルリンでも海外同胞と留学生たちがセウォル号犠牲者追悼式を開いた。 留学生2人のヴァイオリン演奏で始まった追悼式には、インターネット韓国人コミュニティ公示を見て訪ねてきた海外同胞200人余りが集まった。 通りがかりのスコットランド バグパイプ演奏者も追慕演奏に加わった。 ドイツ人や観光客も参加して英語や中国語で「安らかに眠られることを願う」という文を書いて貼りもした。

パク・スンホン記者、ベルリン/ハン・ジュヨン通信員 abcd@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/635653.html 韓国語原文入力:2014/05/05 22:16
訳J.S(1279字)

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