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‘スパイ証拠ねつ造’関連文書 8件 鑑定

登録:2014-02-25 00:42 修正:2014-02-25 00:50
中国政府側印鑑と対照作業
イ・インチョル領事 近い将来 召還調査
チョ・ベクサン中国瀋陽市総領事(右側)が21日午前、国会外交統一委員会に出席して‘ソウル市公務員スパイ事件’と関連した中国外交文書ねつ造有無に関する野党議員の質問に答える間、ユン・ビョンセ外交部長官が額をあちこち掻いている。イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

 ‘脱北華僑出身のソウル市公務員スパイ事件’証拠ねつ造疑惑を調査している検察は24日、国家情報院・検察と被告人ユ・ウソン(34)氏側がそれぞれ裁判所に提出した文書8件を鑑定すると明らかにした。

 真相調査チームを総括指揮するユン・ガプクン(50)最高検察庁強力部長は「ソウル高裁の協力を得て、検察が提出した書類と弁護人が提出した書類9件に対して文書鑑定を推進した。 弁護人が同意しなかった1件を除く8件に対して鑑定手続を進行中」と話した。

 最高検察庁デジタル捜査センター(DFC)はこの日、検察側文書6件と弁護人側文書2件を譲り受け、それぞれの文書に捺された中国機関の印鑑を対照中だ。結果は早ければ25日にも出てくる。 だが、検察側文書と弁護人側文書の中で、発行機関が同一なのは三合辺境検査廠(税関)の文書のみだ。 これを除く残りの文書は発行機関が異なる。 そのため実効性ある鑑定結果が出るか否かは未知数だ。

 また、検察は国家情報院から文書ねつ造疑惑に対する自主真相調査結果も渡された。 検察は中国政府が‘偽造’と明らかにした3件の中国公文書の取得過程に全てかかわった国家情報院職員イ・インチョル瀋陽駐在総領事館領事も近い将来に呼んで調査する計画だ。

 ユン部長は「国家情報院の資料を検討した後、後続措置として(イ領事の召還が)必要ならば早急に進める計画だ。 まだ国内に入って来ていないと理解している」として「中国公安当局との捜査共助手続を通じて確認する部分がある。 中国も合理的な範囲内であれば協力するものと期待している」と話した。

キム・ウォンチョル記者 wonchul@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/625649.html 韓国語原文入力:2014/02/24 22:40
訳J.S(850字)

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