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ユン・ジンスク長官

　朴槿恵(パク・クネ)大統領が6日、麗水(ヨス)沿岸原油流出事故と関連して不適切な発言で論難をかもしたユン・ジンスク海洋水産部長官を解任した。 朴大統領が先月27日 「国民の心に傷を与える発言をした公職者には必ず責任を問う」と公言して10日後だ。 ミン・ギョンウク大統領府報道官は夕方のブリーフィングで 「朴大統領がチョン・ホンウォン国務総理からユン・ジンスク長官に対する解任建議を受け、解任措置した」と明らかにした。 これに先立って、チョン総理は国会対政府質問で‘ユン長官に対する解任建議をせざるをえないのではないか’というキム・ドウプ セヌリ党議員の質問を受けて「大統領が先日、類似事例で警告をしたのに国民の胸を痛める行動をしたことに対して、私も深く遺憾と考える。 解任建議をしなければならないか深く考慮中」と答えた。

　チョン総理は国会日程が終わった後、ソウル三清洞(サムチョンドン)の総理公館にユン長官を呼び解任建議方針を通知し、朴大統領はチョン総理の電話を受けて直ちにこれを受け入れたと大統領府が明らかにした。 朴大統領は去る4日、麗水原油流出事故に対する海洋水産部の安易な対処を公開叱責したにも関わらず、ユン長官がすぐ翌日の5日 「漁民は2次被害者」と発言した事実が伝えられるや強く怒ったと言う。 ただし大統領府関係者はユン長官の解任を改閣と連結して解釈する一部の見解に対して「大統領がチョン総理の判断を尊重したまでだ。 今後も不適切な言動をする閣僚がいるならば、責任を問うだろうが、すでに警告をしただけに過去のことを再び持ち出すことはしないだろう」と話した。

　現政権になって現職長官が退いた事例は、昨年9月のチン・ヨン保健福祉部長官の辞退以来２人目で、長官が総理の解任建議を受けて解任された事例は2003年のチェ・ナクチョン海洋水産部長官に続きやはり２人目だ。

　長官が２回も解任された海洋水産部は沈痛な雰囲気に包まれた。 海洋水産部の高位関係者は「長官がこのようになった状況で何か言える言葉があるか。弁明の余地もない」 と話した。

ソク・ジンファン、ノ・ヒョンウン記者 soulfat＠hani.co.kr