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イ・ジェミョン京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市長が7日、城南市庁で‘国家情報院の政治査察および地方選挙介入’を暴露する記者会見を終えた後、会見場を出ている。 ニューシス

　イ・ジェミョン京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市長が7日、国家情報院の‘不法地方選挙介入、政治査察’として暴露した内容は大きく二点だ。 来る6・4地方選挙を控えて自身の論文盗作問題に火を点け粗捜しすること、特定地域出身公務員の昇進人事情報収集と公約事業の裏調査だ。 国家情報院側は‘通常の対話であり情報収集活動’と主張している。

■野党団体長 粗捜しで地方選挙介入

　イ市長が‘国家情報院の地方選挙介入’と規定した事案は、自身の嘉泉大(カチョンデ・旧キョン園大)修士学位論文の盗作問題だ。 国家情報院の城南地域担当国家情報院情報官(IO・調整官)キム・某氏が嘉泉大副総長に論文の取り消しなどを圧迫したということだ。 イ市長の発表によれば、キム氏は昨年12月30日午前、城南市 寿井区(スジョング)の嘉泉大を訪問して、Ｓ副総長にイ市長の論文盗作疑惑を言及した。 論文取消などがいつ処理されるかを尋ねた。 キム氏は嘉泉大と同じ財団である吉(キル)病院の不正問題を挙論した後に問題の論文をくれと言ったということだ。 国会図書館などで誰でも簡単に入手できる論文を提出しろと要求したことは、大学側が「何らかの措置を取るよう圧力を加えたこと」とイ市長は主張した。

　イ市長は2006年に嘉泉大の夜間特殊大学院で修士学位を受けた。 この論文の盗作疑惑は昨年9月に右翼論客であるビョン・ヒジェ氏が提起した。 以後イ市長の地方選挙でのライバルと目されるセヌリ党城南市長出馬予定者3人らが嘉泉大に真相究明と措置を要求した。 セヌリ党出馬予定者らは昨年12月11日、13日、24日に相次いで城南市、嘉泉大、民主党中央党に解明と措置を要求した。 その６日後の12月30日には国家情報院調整官キム氏までが乗り出してこの問題を挙論したのは‘論難を拡大させることによって自身を粗捜ししてセヌリ党候補などに有利な状況を作ろうとする明白な地方選挙介入’というのがイ市長の主張だ。

　これに対し国家情報院京畿支部は 「国家情報院職員が親しい嘉泉大関係者と閑談する過程で言論に出ていた話を交わしただけだ。 関連資料を要請したり入手した事実はない」と説明した。 国家情報院職員が個人的に尋ねたにすぎないという主張だ。

　嘉泉大関係者は「国家情報院職員に盗作疑惑関連論文の処理手続きについて問い合わせを受けたことは事実だ。 しかし論文の提出要求はなかった」と話した。

　だが、イ市長は「国家情報院職員キム氏が論文の提出を要求したという録音ファイルがある。時期が来れば全て公開する」と正面から対抗した。

■公務員人事情報収集と公約事業裏調査

　イ市長は国家情報院職員が公務員人事、公約事業などに対する査察もしたと主張した。

　イ市長の発表によれば、国家情報院職員キム氏は昨年11月城南市自治行政チームを訪問して、5級事務官に昇進したキム・某チーム長の進級時点など人事情報を収集した。イ市長は「昇進者が湖南出身だ。 ‘民主党市長なので特定地域出身公務員を昇進させたのではないか’と疑って情報を収集したものと理解する」と話した。 国家情報院職員は昨年11月、城南市が発注したすべての随意契約現況資料を要求した。 このような市政査察を裏付ける該当公務員たちの確認書を確保しているとイ市長は明らかにした。 公務員人事および随意契約に関連した査察主張に対して、国家情報院はこの日何の解明も出さなかった。

　イ市長の公約事業を裏調査したとイ市長は話した。 国家情報院職員キム氏は、昨年9月城南市庁働き口創出課を何回も訪問して、社会的企業および市民株主バス企業関連資料一切を要求したということだ。 担当公務員が拒否すると、キム氏は監査院に出した資料を要求したという。 公務員が公文書を要求し、統計資料だけを譲り受けたことが確認された。 市民株主バス企業はイ市長の重点公約事業だ。

　これについて国家情報院は「社会的企業の現況および随意契約システムなどに対する情報収集は(イ・ソクキ統合進歩党議員などの)ROの内乱陰謀・国家保安法違反疑惑連係捜査過程で必要な適法な保安情報活動の一環だった」と主張した。

　しかしイ市長は 「その時点ではすでに社会的企業に対する検察捜査などを受けていたし、国家情報院にすでに資料が渡っていた。 国家情報院職員の資料要求は私に不利な環境を作ろうとする処置」と反論した。

城南/キム・キソン記者 player009＠hani.co.kr