先月31日ソウル駅前の高架道路上で焼身して亡くなったイ・某(40)氏の遺書が2日公開された。
‘国家情報院時局会議’等で構成された‘市民葬儀委員会’はこの日午後、イ氏の葬儀室が用意されたソウル漢江(ハンガン)聖心(ソンシム)病院葬儀場で記者会見を行い、イ氏の遺書2通を公開した。
イ氏は大字報形式の多少長い遺書で "皆さんこんにちは。安否も訊きにくい状況です"として "朴槿恵(パク・クネ)政府は銃刀なしで成し遂げた自由民主主義を言いながら、自由民主主義を転覆したクーデター政府" と規定した。 イ氏は特に "原則を守ると言う朴槿恵大統領は、その原則の定規をなぜ自身に突きつけないのか" とし "公権力による大統領選挙介入は故意であれ未必の故意であれ個人的逸脱であれ。責任を負わなければならない方は朴槿恵大統領" と主張した。 彼は "イ・サンドク、チェ・シジュンのように涙を見せながら天を仰いで恥じるところが一点も無いと言った、そんな良心が朴槿恵大統領の原則ではないことを願います" と結んだ。
イ氏は短いメッセージ形式の遺書では "皆さん、見えないけれども体感する恐怖と欠乏を持っていくことを許してください" として "恐れは私が持っていきます。立ち上がってください" と頼んだ。 "恐れを燃やします" という部分と "さようなら" という部分には線を引いて消した跡があった。
委員会は故人が家族などに残した残り5枚の遺書は私的な内容だとして公開しなかった。 パク・ソグゥン韓国進歩連帯共同代表は「故人が残したすべての遺書に、身辺を悲観するような内容はなかった。 警察は政権退陣を叫んで決行した故人の死を、身辺悲観のせいと結論づけようとする歪曲行為を中断せよ」と要求した。 オンラインニュースチーム