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“妥協は疎通ではない”…朴大統領‘マイウェイ’

登録:2014-01-07 00:10 修正:2014-01-07 07:14
就任後初めての会見…大統領選挙介入疑惑特検など拒否
旧正月離散家族対面提案…経済革新3ヶ年計画推進
パク・クネ大統領が6日午前大統領府春秋館で就任の後初めての新年記者会見を行って北韓に正月離散家族対面提案など新年構想を明らかにしている。 大統領府カメラマン団

パク・クネ大統領が6日‘旧正月離散家族対面’を北韓に公式提案した。

 パク大統領は午前大統領府春秋館で就任の後初めての新年記者会見を行って「今回の正月を迎えて去る60年を待ち望んだ高齢の離散家族が対面できるようにして、心の傷が癒えることを願う。 北韓が離散家族対面に応諾し南北関係に新しい契機を作ることを望む」と明らかにした。

 これに伴い、政府は午後に板門店(パンムンジョム)南北連絡チャンネルを通じてユ・チュングン大韓赤十字社総裁名の通知文を北韓に送って、離散家族対面行事を議論する南北赤十字実務接触を来る10日板門店北側地域の統一閣で開こうと公式提案した。

 朴大統領は記者会見で去る1年間、最も多く議論された‘無疎通’論議および最近の鉄道ストライキに対して「不法に駄々をこねれば適当に受け入れられる異常な慣行に対して原則的に対応したまでで、それを疎通しないというのは誤り」としつつ、依然として強硬な態度を見せた。 特に野党圏が要求している大統領選挙介入疑惑特検など政局の主要懸案に対しては‘受け入れ不可’の立場を繰り返し“執権2年目をむかえても依然として疎通に失敗した会見”という評価が出てきた。

 新年の重点推進課題として‘経済革新3ヶ年計画’と‘統一時代のための基盤構築’を提示したが、(旧)正月離散家族対面の他には特に新しい提案はなかった。 朴大統領は‘経済革新3ヶ年計画’と関連して「社会に蔓延した非正常的慣行を正常化する改革を通じて原則に正しく立脚した丈夫な経済を作る」として、公企業の放漫・便法経営と原子力発電所不正、政府補助金不正受給などの事例を提示した。 また、内需活性化のための‘規制緩和’を格別に強調して「投資関連規制を白紙状態から全面再検討して、絶対に必要な規制でなければ全て解く。 規制総量制を導入して‘規制改革長官会議’を直接主宰して点検する」と明らかにした。

 朴大統領は‘統一時代の基盤構築’のためには、(旧)正月離散家族対面の他に北韓住民に対する人道的支援強化と民間交流拡大を提示した。 それと共に朴大統領は「国民の中には統一費用があまりに多くかかるのではないか、あえて統一をする必要があるのかと考える方々もいらっしゃるが、私は一言で‘統一は大当たり(経済効果が大きい)だ’と考える。 統一は我が国の経済が大跳躍できる機会」と強調した。

 南北首脳会談の可能性について朴大統領は「必要ならいつでも北韓指導者に会うことができる。 実質的な成果を出す会談にならなければならず、そのような環境が先に作られなければならない」という原則的な立場を再確認した。 また、韓-日首脳会談に対しても「しないとは言ったことはない。 両国関係の発展に役立つよう事前に十分な準備がなければならない」と線を引いた。

 チェ・チャンニョル龍仁大教授は「大統領の変化した姿勢を見たかったが、過去と変わりがなくて失望した。 駄々をこねることが疎通ではないと言いながら、法と原則に則り厳正に行うと言い、特検は裁判中だからできないと言うなど、今まで何度も聞いた話の繰り返しだった」として「内容と形式、すべての面で疎通に失敗した」と評価した。

ソク・ジンファン、キム・スホン記者 soulfat@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/618643.html 韓国語原文入力:2014/01/06 22:54
訳J.S(1598字)

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