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監査院長に続き検察総長まで‘PK(法曹・慶南)’…キム・ギチュン影響か

登録:2013-10-27 22:28 修正:2013-10-28 05:32
大統領府 主要人事 仕上げ段階
キム・ギチュン秘書室長と地縁・学縁
法曹・慶南(キョンナム)出身が司正ラインを掌握
キム・ジンテ検察総長候補者が27日ソウル江南区(カンナムグ)駅三洞(ヨクサムドン)の弁護士事務室から出ている。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr

チェ・ドンウク指名時にも候補であったキム・ジンテ
2順位だったソ・ビョンチョルを抜いて抜擢

 去る25日の監査院長候補者に続き、27日に検察総長候補者まで発表され、‘のろま人事’論難をかもした主要人選が終えられた。 政界内外では今回の大統領府人事結果について、キム・ギチュン大統領府秘書室長の影響力が強大になったのではないかとの観測を出している。 特に監査院長に続き検察総長までがキム室長と同郷の慶南(キョンナム)南海岸出身者が抜擢されたことにより、キム室長を頂点とした‘法曹・慶南’人脈が政府の主要司正ラインを掌握したという評価が出ている。

 これら候補者の面々を見れば、キム室長が慶南(キョンナム)巨済(コジェ)で、チョン・ホンウォン国務総理が慶南河東(ハドン)、ホン・ギョンシク大統領府民政首席が慶南馬山(マサン)の出身だ。 今回指名されたファン・チャンヒョン監査院長候補者とキム・ジンテ検察総長候補者もそれぞれ慶南馬山と慶南泗川(サチョン)の出身だ。 5人中でファン候補者が判事出身であり、残りは検事出身であり全員が法曹人だ。 馬山出身のファン監査院長候補者は、馬山中学校とソウル大法大を卒業したキム室長と多くの地縁・学縁があり、27日に指名されたキム総長候補者もキム室長が大切にしている後輩として知られている。 政界の一部では‘慶南躍進’現象について、キム室長だけでなく朴大統領の元老諮問グループ‘7人会’メンバーの中でチェ・ビョンヨル(慶南山清(サンチョン))前ハンナラ党代表とキム・ヨンガプ(慶南密陽(ミリャン))前議員が慶南出身という点が原因として議論されてもいる。

 地域配分を最初からしない偏重人事問題は、他の権力機関長まで含めて比較してみても歴代どの政権より際立っている。 いわゆる5大権力機関長の出身を見れば、ソウルが2人(ナム・ジェジュン国家情報院長、イ・ソンハン警察庁長官)であり、大田(テジョン)が1人(キム・トクチュン国税庁長)、慶南が2人(ファン候補者、キム候補者)だ。 大統領府は「地縁、学縁など、そんなことは考慮せずに、その場に必要な適任者を探した結果」と説明しているが、権力機関長の出身地域配分が公務員社会全体に及ぼす影響を考慮すれば‘湖南(ホナム)冷遇’論難が生じかねない問題だ。

朴槿惠(パク・クネ)政府嶺南(ヨンナム)出身主要人物

 監査機関 核心中の核心に挙げられる検察総長に、キム候補者が指名された過程を見れば、キム・ギチュン秘書室長の力が明確にあらわれているという分析もある。 キム候補者は去る3月、チェ・ドンウク検察総長が候補者に指名された当時、検察総長候補推薦委員会が推薦した3人中の1人として名前を上げた。 だが、キム候補者は早い段階で最終候補群から押し出され、当時はチェ・ドンウク-ソ・ビョンチョル候補者が終盤まで激しく競合した経緯がある。 反面、今回は当時大統領府が2順位として検討したソ・ビョンチョル候補者が含まれた状況でもキム候補者が抜擢された。 その上、慶南馬山出身のファン監査院長候補者が先に指名され、官僚社会では‘まさか検察総長まで慶南出身にさせるか’という見解があったが、大統領府は意に介さず指名を押し切った。 8月初めに新たに任命され大統領府人事委員会委員長まで兼ねているキム室長の影響が反映されたのではないかとの観測が出てくる所以だ。

 キム候補者はキム室長が法務部長官を務めた1991年当時、法務部法務審議官室検事として勤め、キム室長の目に留まったという検察内外の評価に対して「過去の平検事時期、法務審議官室平検事と長官の関係であり、他の縁はない。 個人的に交流する関係ではない」として線を引いた。 ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/608773.html 韓国語原文入力:2013/10/27 21:51
訳J.S(1849字)

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