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ユ・ヨンイク国史編纂委員長 息子は‘米国籍’

登録:2013-10-17 21:17 修正:2013-10-18 07:01
米国で生まれ現在も居住中
ユ委員長 "韓国不適応" 釈明
野党 "国史編纂委員長として不適切"

 ‘米国に対して堂々としていなければならない’という盧武鉉前大統領の発言を "反米" と規定し非難されたユ・ヨンイク(写真)国史編纂委員長の息子が米国国籍者であることが明らかになった。

 アン・ミンソク民主党議員は17日、国史編纂委員会から提出させたユ委員長の人事記録を確認した結果、ユ委員長の息子が兵役を回避したと疑われ、国籍もまた米国に変えたと明らかにした。

 記録を見れば、息子のユ・某氏は1972年に米国で博士学位を受けたユ委員長がヒューストン大学史学科助教授と副教授として仕事をしていた当時に生まれ、米国国籍を持つようになったことが確認できる。 人事記録には息子ユ氏が現在もアメリカに住んでいて、兵役義務がないという点が明示されている。 法務部国籍課関係者は「2010年以前の国籍法では満22才までに国籍選択をしなかったり、米国国籍を選択した場合には韓国国籍がなくなる」と説明した。

 ユ委員長は<ハンギョレ>との電話通話で 「米国で生まれた息子が韓国に戻って小学校と中学校に通ったが、まったく適応できなくて成績も下位圏だったので再び米国に行かせた。 大学卒業後に再び韓国に連れてきたが、再び適応できず就職もできなくて再び米国にいかせざるを得なかった」と釈明した。

 これに先立ってユ委員長は、去る14日国政監査で「金大中前大統領の太陽政策は親北韓政策、盧武鉉前大統領が米国に対して堂々と出て行かなければならないと言ったのは反米政策」と話し論難を呼び起こした。

 アン・ミンソク議員は「(ユ委員長にとって米国は)息子の国であり学者として経歴を積んだところだ。 米国を中心に思考する方に国史記録の重い責任を任せてはならない。 米国に偏った哲学を持つユ委員長は他の場所ならいざ知らず、国史編纂委員長としては不適切だ」と主張した。 ウム・ソンウォン記者 esw@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/607547.html 韓国語原文入力:2013/10/17 20:26
訳J.S(953字)

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