海軍が2010年3月に起きた天安艦沈没事件以後、国民から寄せられた献金の一部を軍指揮官および参謀らの‘船上パーティー’等に使ったという主張が出てきて論難が起きている。
国会国防委員会所属の民主党キム・ジェユン議員は11日 「天安艦被撃以後、国民の献金が激励費および会食費など不適正に使われた事実を確認した」と明らかにした。
キム議員が国防部から提出させ公開した資料を調べれば、海軍第2艦隊司令部が2010年3月から2013年6月まで国民からの献金を執行した金額は計3億1289万ウォン(約2800万円)に及ぶ。 だが、この内25.4%(7975万ウォン)が指揮官および参謀らの会食費、記念品購入費などに使われた。 執行内訳には‘艦上研鑽会’もあった。
部隊管理訓令第181条には "献金(品)は将兵の士気高揚および福利増進または、行政目的実行のために直接的に必要な場合に使用" することとされている。
キム議員は「天安艦被撃事件以後に海軍将兵の苦労と犠牲に対して国民が財布をはたき献金を寄せた。 ところがその金で指揮官らが船上で研鑽会を開くなどということが相応しいことか」と批判した。
ニュースに接したネチズンたちからは批判が相次いでいる。 ネチズン(ツイッターID sil*****)は "いったいあなた方は天安艦将兵に恥ずかしくないですか? いったい彼らの無念な死をどう考えているんですか? あなた方にそうやれと献金したと思いますか?" と批判した。 別のネチズン(ツイッターID pnp****)は "その金を遺族たちに渡してくれるんじゃなかったの? これはしめたと、その金で会食をしたりして。 金メダル取ったか?" と皮肉った。
キム・イルウ記者 cooly@hani.co.kr