国家記録院が去る17日、2007年南北首脳会談対話録(以下、対話録)と録音記録物(音源ファイル)を保管していないと与野党閲覧委員に報告したことが確認された。 だが、野党閲覧委員らは 「国家記録院が対話録を探すためのすべての方法を行っていない状況で、ないということを確認するなどはとうてい納得できない」と反発した。 これに対し国会運営委員会はセヌリ党と民主党の閲覧委員各2人ずつ計4人、両党が推薦した専門家2人ずつ計4人など8人が一緒に大統領記録館を訪問し、追加的に対話録検索活動を行った後に22日に対話録存在有無を最終確認することで合意した。
セヌリ党閲覧委員代表であるファン・ジンハ議員は18日、緊急開催された国会運営委員会で「国家記録院からそのような資料(対話録)は保有していないと聞いた。 しかし与野党閲覧委員らは最後まで該当文書を探してみることで同意した」と報告した。 ファン議員は「(大統領記録館)訪問初日である15日、文書目録に南北首脳会談会議録と録音記録物がないということを確認したし、該当文書を探せないという報告を受けた。 そのため追加検索語を提供して48時間の余裕を与えた後、17日に再び訪問して確認したが見つからなかった」としてこのように伝えた。
民主党閲覧委員代表であるウ・ユングン議員も「セヌリ党閲覧委員が(対話録を国家記録院が)保有していないということを確認してほしいと質問したことに対して、記録院が‘対話録はないということを確認した’と答えた」として、ファン議員の言及を再確認した。 だが、ウ議員は 「民主党閲覧議員全員は記録院側に‘現在まで見つかっていないというのが正しい返事’と叱責した。 (記録院が)努力をせずにいながら、すべての可能な努力を完ぺきにしたと宣言することが釈然としない」として反発した。
与野党閲覧委員代表から閲覧状況の報告を受けた運営委は、非公開全体会議を開き19日から国家記録院資料を再検索した後、22日に最終結論を下すことで意見を集約した。 セヌリ党所属チェ・ギョンファン運営委員長は 「閲覧委員全員は22日午後2時、大統領記録館を訪問して2007年第2次首脳会談会議録存在有無を最終確認し、その確認内容を直ちに国会運営委を開会して報告することで合意した」と明らかにした。 チェ委員長は続けて「週末を含めて22日以前には交渉団体別閲覧委員各2人と交渉団体が推薦した専門家2人ずつ計8人が大統領記録館を一緒に訪問して検索活動を進め、大統領記録館側も関連会議録を検索する自主努力を継続することにした」と説明した。 これに伴い、南北首脳会談対話録の存在有無は22日頃に結論が出るものと予想される。 合わせてこの日、国会運営委に提出された対話録以外の資料に対する閲覧開始時点は両党閲覧委員代表が協議して決めることにした。 キム・スホン記者 minerva@hani.co.kr