国家情報院の国内政治工作文書が公開されるや韓国専門家であるエドワード・ベーカー(写真)前米国ハーバード大学イェンチン研究所副所長が深い憂慮を表した。
エドワード前副所長は19日<ハンギョレ>に送った電子メールを通じて "(国家情報院疑惑文書を見れば)韓国の国家情報院、警察など監査機関には依然として(彼らが多くの権力を振り回した) ‘古き良き昔’(Good Old Days)を渇望する人々が相当数いるということを確信させる" と話した。 また "文書に出てきた内容と形式は、1976年中央情報部が米国を対象に行った作戦を思い出させる" と書いた。
エドワード前副所長が言及した中央情報部の過去の作戦はいわゆる‘コリアゲート’を指す。 エドワード前副所長は1977年米国下院国際関係小委員会が開いたフレーザー聴聞会で‘キム・ヒョンウク前中央情報部長非公開証言’等に通訳として参加するなど、韓国問題に多くの関心を見せてきた。 当時聴聞会は1976年10月24日<ワシントンポスト>が "韓国政府がロビイスト パク・トンソンを通じて米国官吏たちに数百万ドルのわいろを提供した" と暴露した、いわゆる‘コリアゲート’に中央情報部が介入していた事実などを確認するために開かれた。
エドワード前副所長は聴聞会過程で相当数の中央情報部内部文書などを検討したことがある。 彼は電子メールで "国家情報院が旧中央情報部が行なったように几帳面に工作計画を作成し推進したと見られる" として "(自身の経験に照らしてみて)該当文書が国家情報院のものである可能性が非常に高い" という意見を提示した。
チョン・ファンボン記者