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[単独]‘国家情報院コメント部隊’動員疑惑 数百人の情報、ポータルで確認

登録:2013-04-30 09:16 修正:2013-05-01 09:51
検察、携帯電話番号・Eメール住所で身元確保
ウォン・セフン前院長 電撃召還…夜遅くまで調査
'国家情報院の大統領選挙・政治介入疑惑'と関連して被告発人身分で検察に召還され調査を受けたウォン・セフン前国家情報院長が30日午前ソウル瑞草洞(ソチョドン)のソウル中央地検から出てきている。 イ・ジョンア記者 leej@hani.co.kr

 国家情報院による大統領選挙世論操作および政治介入疑惑事件を捜査中のソウル中央地検特別捜査チーム(チーム長 ユン・ソギョル)は国家情報院職員がインターネット掲示文およびコメントなどを上げる活動に動員したと疑われる数百人の携帯電話番号と電子メール アドレスを確保したことが29日確認された。 検察はこれらの携帯電話番号と電子メールアドレスでポータルサイト ダウム、ネイバーに加入したIDと、そのIDで活動した内訳を把握するため押収捜索令状の発給を受け、関連資料をポータル業者から譲り受けたと言う。 検察はこの日ウォン・セフン(62)前国家情報院長を被告発人身分で呼び調査した。

 あるインターネット ポータル業者関係者は「検察が最近何回も押収捜索令状を送って会員の個人情報を要請している。 先週末にも数百件の要請を受け協力している」と明らかにした。 検察はポータル業者に特定の携帯電話番号と電子メールアドレスを提示して、その使用者がポータルに加入したIDと該当IDの活動内訳などを要求しているとのことだ。 これに伴い、ダウムとネイバーは先週数回にわたり検察が寄越した携帯電話番号と電子メール情報から当事者の身元を確認して、数百人のIDと活動内訳が記録されたコンピュータ ログ記録などを分析し検察に渡した。 検察は主にポータル側のカフェとブログでなされた人々の活動内訳を要求したと伝えられた。

 検察がこのように調査している対象者は、国家情報院がインターネット コメントなどを付ける作業に動員した民間人とのことだ。 これと関連して検察関係者は「捜査中の内容であり確認し難い。 ‘名簿’があるとまで見るには難しく、もう少し捜査してみなければならない」と話した。

 検察は動員されたと思われる人々が去る大統領選挙の時に特定候補者や政党に有利な内容の文を載せたり、国内政治と関連した文を書いたかを分析中だ。

 これに先立ってチン・ソンミ民主統合党議員は去る2月、国会行政安全委員会で「国家情報院職員の他、第3の人物であるイ・某氏らは一般人ではなく国家情報院が補助要員として雇用した民間人でありうる。 補助要員であることが明らかになった場合、国家予算で運営されるものであり国家情報院の組織的介入の証拠となるため必ず明らかにしなければならない」と要求した経緯がある。

 検察はこの日ウォン・セフン前院長を呼び夜遅くまで調査した後に帰宅させた。 検察はウォン前院長を相手に心理情報局職員の掲示文・コメント作業を指示したり報告を受けたか、‘院長様指示・強調お言葉’がどんな背景から出たものかなどを調査したと言う。 検察関係者は「警察が関連捜査をして既に時間が経過しており、現段階でウォン前院長の調査が必要と判断した」と明らかにした。 この関係者は「今日の調査で全て済むわけではない」とし、ウォン前院長を再び呼んで調査するという意を表わした。

 検察は去る27日午前、イ・ジョンミョン前国家情報院3次長を参考人身分で呼び、夜12時頃まで10時間を超えて調査した。 これに先立ちミン・ビョンジュ前心理情報局長は25日検察に出頭して調査を受けた。

キム・ジョンピル、ク・ボングォン、キム・ウォンチョル記者 fermata@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/585182.html 韓国語原文入力:2013/04/30 08:05
訳J.S(1538字)

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