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イ・ドングァン前大統領府広報首席

　相次ぐ道徳性論難で朴槿恵(パク・クネ)政府の内閣人選が批判の俎上に上がった中で、李明博政府の中心人物であったイ・ドングァン前大統領府広報首席までが、いわゆる‘ソン・シギョン内閣’の批判に乗り出した。

　イ前首席は21日<平和放送>ラジオ‘開かれた世界 今日’に出演して、次期政府の人選が‘ソン・シギョン(成均館(ソンギュングァン)大・高等試験・京畿(キョンギ)高出身)’という批判を受けていることについて「特定学歴や特定高等試験期数)が集まっていれば、人々がどのように理解し染み込むか。 ‘身内同士文化’がすぐに拡散蔓延し、同じ地域や学縁で、でなければ近い同期たちが集まっていれば権力の私有化、私的空間が拡大することが心配」と指摘した。

　更に彼は「官僚と専門家に依存する姿は問題があり得る。 私たち(李明博政府)がコ・ソヨン内閣という批判を受けたが、当時にはそんなことをみな念頭に置いて反映したが(朴槿恵(パク・クネ)政府は)そのような部分で少し偏重されている感じがある」と付け加えた。 李明博政府は業務引継ぎ委員会段階から高麗(コリョ)大・希望(ソマン)教会・嶺南(ヨンナム)偏重人事で‘コ・ソヨン内閣’との批判を受けた経緯がある。

　これに対してネチズンたちは‘どんぐりの背比べ’と批判した。 ツイッターID＠jae***は "特定学歴や特定高等試験期数、このような人々が集まっていれば身内同士文化がすぐ広がるとは、特定教会や特定地域は格別問題ないと見ているんだね" と意見を残した。 ＠dntrls****は "非難した人が野党や一般国民なら理解出来てあまりある。 ところが5年間‘コ・ソヨン’人事と頑固一徹に国を滅ぼした政府の要人が‘ソン・シギョン’を非難すればむしろ反感を抱く" と厳しい忠告を与えた。 "自身を冷徹に客観化できないと、このようなブラックコメディの主役になります。 津波も放射性物質も致命的であることは同じこと" と意見を残したネチズン(＠edu****)もいた。

　イ前首席はこの日<韓国放送>ラジオ‘こんにちは、ホン・ジミョンです’に出演して‘李明博財団(仮称)’設立計画を出しもした。 彼は 「色々な国から国家経済貢献のようなことをちょっと引き受けてほしいという、簡単に言えば‘ちょっと教えてほしい’という要請もある」として、このような構想を明らかにした。 イ前首席は「李大統領は韓国経済成長史の生き証人といえる。 色々な企業でのCEO活動はもちろん、経済危機を克服し国家順位を引き上げたという点、緑色成長という非常に先進的議題を今主導しているので、その分野で国際的な寄与ができるならば良いという希望を持っている」と評価した。

オム・ジウォン記者 umkija＠hani.co.kr