済州(チェジュ)海軍基地を‘海賊基地’と表現して告訴された‘高大女’キム・ジユン(27)氏が不起訴処分を受けた。
ソウル西部地検刑事5部(部長 イム・クァンヒョク)は済州海軍基地建設に反対して海軍基地を‘海賊基地’と表現した‘高大女’キム・ジユン(27)氏を海軍などが侮辱罪などで告訴した事件に対して、不起訴とする最終結論を出したと4日明らかにした。
検察は「刑事訴訟法上、名誉毀損が成立するには具体的な事実を指摘しなければならないが、キム氏の‘海賊’表現は主観的評価に過ぎないため犯罪とは認定されない」として「侮辱疑惑も海軍という集団を予備役を含む数十万人の一人一人から見れば法益侵害が薄められ、集団の大きさや表現方式などに照らして(海軍という)集合名称に対する侮辱と見るのは難しい」と明らかにした。
キム氏は昨年3月、自身のツイッターに「済州海賊基地に反対します。 江汀マウル(村)、クロムビ岩を守りましょう」という文と共に写真を上げて論難が起きた。 これに対して海軍がチェ・ユンヒ海軍参謀総長名義で「海軍の名誉を傷つけ侮辱した」としてキム氏を告訴するなど、ソウル中央地検に計4件の告訴状が受けつけられ検察はキム氏の居住地を管轄するソウル西部地検に事件を移送し捜査してきた。 これに先立ち警察は、昨年8月名誉毀損の疑いはなく侮辱疑惑だけを認めて起訴意見で検察に送った。 イ・ジョンエ記者 hongbyul@hani.co.kr