原文入力:2012/03/12 21:14(1477字)
←済州(チェジュ)、西帰浦市(ソギポシ)、江汀洞(カンジョンドン)の海軍基地工事現場前で12日午前、工事強行に反対するある活動家が‘海軍基地絶対反対’と書かれた旗を振っている。 西帰浦)/パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr
済州海軍基地 反対運動
宗教家拘束に反発 拡散
民主弁護士会、事業執行停止を申請
済州海軍基地反対運動を行ったイエズス会キム・ジョンウク神父と済州市のヌルプルン(いつも青い)教会イ・ジョンフン牧師(韓国キリスト教長老会済州老会長)が11日夜拘束されたことと関連して宗教家が強く反発している。 カトリック司祭が社会参加活動が問題となって拘束されたのは、14年前の1998年8月ムン・キュヒョン神父が平壌(ピョンヤン)統一大祝典に参加し金日成前主席が安置された錦繻山(クムスサン)記念宮殿を参拝して反国家団体鼓舞称揚の疑いで拘束されて以後、初めてのことだ。
韓国キリスト教長老会済州老会所属ソン・ヨンソプ牧師は12日「政権がまともな精神状態でない」として「宗教と信仰、良心に対する全面的挑戦」と強く批判した。 ソン牧師は 「教団次元で力を集め拘束者の釈放を要求する」として「聖職者拘束で全国の教会が江汀マウル問題に集中する契機となった」と話した。
海軍基地反対運動を行っているムン・ジョンヒョン神父は「最も低いところで弾圧を受けている住民たちのために宗教家がこちらに来ている」と話した。 彼はまた「法王も‘武器を持って生きていくことはできない’と話したしカン・ウイル主教も済州に海軍基地を作ってはならないと話している」とし「教会の精神に則り私たちは行動するのみ」と強調した。
天主教済州教区コ・ビョンス司牧局長も「軍事独裁時代に民主化運動で聖職者が拘束されたことはあるが、国策事業に反対したからといって拘束されたことはない」として「今回の聖職者拘束は黙って見過ごすことはできない」と批判した。
民主社会のための弁護士会所属キム・チャングク、チェ・ビョンモ弁護士らあは去る9日、カン・ドンギュン村会長をはじめとする住民438人を代理して済州海軍基地建設事業のための国防・軍事施設事業実施計画承認処分の執行停止を要請する行政処分執行停止申請書を最高裁に出した。 住民たちは事業推進過程で△環境影響評価と事前環境性検討がきちんとなされておらず△絶対保全地域解除のための済州道議会の同意決議が存在しないために実施計画承認処分の執行は停止されなければならないと主張している。
‘海賊基地’発言の当事者であるキム・ジユン統合進歩党青年比例代表候補は12日午前、済州海軍基地事業団正門前で記者会見を行い「かなり以前から江汀マウル住民たちは海軍が済州道と住民、国会を無視してきたと鬱憤を述べ‘海賊基地’という言葉を使ってきた」として「江汀マウルで警察はいつも住民たちを相手に暴行・連行し、海軍は住民たちの反対にもかかわらずクロムビ岩に穴を穿ち破壊している姿を見ると海賊基地という話に間違いはなかったと信じる」と語った。
西帰浦/ホ・ホジュン、チョン・ファンボン記者、チョ・ヒョン記者 hojoon@hani.co.kr キム・ヒョンデ先任記者 koala5@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/523183.html 訳J.S