「真実のためにここに立った女性。金学順(キム・ハクスン)。1924.10.20~1997.12.16。中国吉林省生まれ。日本軍『慰安婦』被害者。17歳で中国河北省に連れて行かれる」
ソウル鍾路区(チョンノグ)の旧在韓日本大使館前。2016年、「慰安婦」被害者の名前などが刻まれた銅板が、平和の少女像の前の歩道と車道の境界石に設置された。やるせない歳月を経て、銅板の上に刻まれた文字は古び、色も褪せて読むことさえ難しくなった。日本軍「慰安婦」問題を戦争犯罪として認めることと、真相究明、公式謝罪などを要求し、1992年1月8日に始まった水曜集会は、来る7月14日で1500回目を迎える。何一つ解決されることなく、計り知れない時が流れた。銅板の上の字は消えようとも、記憶しなければならない理由はあふれている。