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チョ・フンヒョン議員のフェイスブックより//ハンギョレ新聞社

　自由韓国党が比例代表用の衛星政党「未来韓国党」を急造する過程で、相次ぐ「低質コメディー政治」を演出している。自由韓国党は6日、議員総会を開いて比例代表議員のチョ・フンヒョン議員を除名した。未来韓国党の事務総長に内定しているチョ議員を、議員職を維持したまま党を異動させたのだ。比例議員は議員総会で在籍者の3分の2の賛成で除名すれば議員職が維持される。総選挙不出馬を宣言したハン・ソンギョ議員を衛星政党代表として派遣したと思ったら、今度は比例議員「動員」のための小細工まで見せたわけだ。

　準連動型比例代表議席を何とか獲得しようという自由韓国党の「ニセ政党ショー」は「政治がこんなことをやってもいいのか」という羞恥心を抱かせる。5日に開かれた未来韓国党結党大会で、自由韓国党のファン・ギョアン代表は「彼らがフェアプレーしないとした以上、私たちもすべての手段を講じなければならない」と述べた。自分たちの「反則」を「他人のせい」にする詭弁だ。いわゆる「4+1」の選挙法改正は国会法に忠実に則った立法行為で、反則とは程遠い。また、代表に推戴されたハン・ソンギョ議員は「我が党には別段の公約はない」と述べた。党を作って有権者に票を入れてもらうと主張しながら、政策や公約もないというのは、名ばかりのニセ政党であることを自認したも同然だ。

　自由韓国党は今後、不出馬議員をさらに「未来韓国党」に送る方針だが、比例代表政党の記号順位を繰り上げ、国庫補助金もより多く確保するためだという。このような低質コメディ行為のすべての責任は、全面的に自由韓国党が負わなければならない。

　韓国囲碁の「代表」格で「チョ国手」とまで呼ばれるチョ・フンヒョン議員が、見苦しい「政治ショー」に関与しているのも残念なことだ。韓国囲碁界の最高峰であり長老であるチョ議員を、選挙シーズンに「屏風」のように使って利益を得ようとする自由韓国党の浅はかな行いは、憤りすら感じさせる。チョ議員も囲碁人の名誉を自ら守ることができず、醜悪な小細工政治に流されてしまったことを反省すべきである。