登録 : 2017.01.01 23:04 修正 : 2017.01.02 06:07

20日ぶりに姿を現した朴槿恵大統領が今月1日午後、大統領府の常春斎で担当記者団の質問に答えている=大統領府提供//ハンギョレ新聞社
 朴槿恵(パク・クネ)大統領が1日、大統領府出入り記者団との新年懇談会を開き、自身に対して提起されたすべての疑惑を否定した。特検と検察の捜査を通じて確認された内容や、国会聴聞会場の証言さえすべて否定する大統領を見て、現実をまともに認識できる正常な状態か、疑問を感じたほどだ。国をここまでしておきながら、国民に謝るどころか「すべてのことが正常に正されて実り多い新年になることを願う」と話す厚かましさには驚かざるをえない。

 朴大統領は、国会の弾劾訴追により職務が停止された状態だ。憲法裁判所の弾劾決定を待つのみだ。それでも、担当記者団を呼んで新年懇談会を開くこと自体が不適切なことは言うまでもない。依然として自身は大統領であり、憲法裁判所の棄却決定によりまもなく職務に復帰できるだろうという迷える夢にしがみついているとしか言い様がない。

 朴大統領の懇談会での発言は、一層見苦しかった。彼女は「私を助けた方は賄賂を受けとらずに熱心に仕事をしただけなのに、苦難に遭っている姿を見れば心が痛む」と話した。拘束されたチェ・スンシルやチャ・ウンテク氏、アン・ジョンボム前首席秘書官、ムン・ヒョンピョ前長官などが無実

だという意味だが、捜査過程で明らかになった彼らの犯罪事実は、国民を呆れさせた内容だ。それでも大統領は彼らが寃罪を被ったとし、無念がるとは、いったいまともな精神状態なのかを疑う。他の人々がこぞって認める現実を全面否定して、自分だけの幻想に閉じ込められて生きているようだ。

 朴大統領は「セウォル号7時間」疑惑に対しても何の過ちもなかったと強弁した。「その日、正常に報告を受けてチェックしていたが…すべきことはすべてしたと考えるが、ある日突然“密会”していたという話が出て、どれほどあきれたか…」というのが大統領の率直な心情だ。しかし、この懸案の本質は“密会”の有無ではない。数百人の国民が亡くなる状況で、大統領が災害救助の指令塔の役割を正しく果したかが核心だ。大統領府国家安保室長までが当時の大統領の位置を知らず、書面報告書をいろいろな所に送ったと証言している。ところが大統領は「正常な業務」をしていたと言えるのか。本当にあきれるのは大統領ではなく、セウォル号惨事の遺族たちであり、まさに国民だ。

 最後まで国民を失望させ憤怒させる朴大統領の行動に、新年初日から国民の心は一層重く沈む。

韓国語原文入力:2017-01-01 18:59
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/776908.html 訳J.S(1111字)

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