登録 : 2015.11.17 06:57 修正 : 2015.11.17 07:41

リ・スヨン北朝鮮外相が10月1日、ニューヨークの国連本部総会で潘基文国連事務総長と会っている=ニューヨーク/ロイター・聯合ニュース
 潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が近く平壌(ピョンヤン)を訪問するという。今回の北朝鮮訪問が朝鮮半島の平和増進に役立つことを期待する。その根幹は悪くなり続けている北朝鮮の核問題を解決するきっかけを作ることだ。

 潘総長の北朝鮮訪問の意味は小さくない。まず国連事務総長の北朝鮮訪問は22年ぶりである。過去には1993年にブトロス・ブトロスガーリ、1979年にクルト・ヴァルトハイム総長の北朝鮮訪問があったにすぎない。そのうえ潘総長は韓国人だ。時期も注目される。最近北朝鮮と中国の関係がある程度回復されるなど北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権の対外関係改善の歩みが見え始めている兆しがある。北朝鮮は対米関係の前進への地ならしとして潘総長の訪問を活用しようとしてるのだろう。潘総長の任期が1年余りしか残っていないことも北朝鮮訪問推進の力になっているようだ。潘総長は5月に開城(ケソン)を訪問することにしていたが北朝鮮が突然取り消して失敗に終わったことがある。

 潘総長は今回北朝鮮を訪問すれば金正恩第1書記に会う可能性が高い。世界平和の実現に先頭に立つべき国連の長として、核問題で北朝鮮の新しい出方たを引き出すように願いたい。北朝鮮は核と経済の並行路線を維持する限り国際社会との実質的な関係増進は難しいという事を理解すべきである。もし北朝鮮が今回の機会を既存路線の焼き直しのための宣伝材料程度にしようとするならば国際社会の世論はいっそう冷え込みかねない。北朝鮮は最近、6カ国協議の再開など核問題の議論は避けたまま朝鮮半島の平和協定交渉を主張したことがある。この主張に現実性をもたせるためにも非核化の意思を明らかに見せるべきだ。

 8・25合意にもかかわらず、南北関係はいぜん行き詰ったままだ。民間次元の交流は次第に増えているが限界がはっきりしている。韓国政府はこれまで3回当局の会談を提案したが、北朝鮮が応じなかったと話している。南北関係についての北側の信頼は大きくないということを示しているようで遺憾である。わが韓国政府もこれまで一方的な要求を前面に出すことが少なくなかった。今回の北朝鮮訪問はこのような雰囲気を緩和するよう働きうる。

 潘総長の北朝鮮訪問よりいっそう重要なことは韓国政府が南北関係と核問題解決努力において主導力を高めることだ。朝鮮半島の平和のための条件整備に国連が役立つことはありえるが、その主体になることは難しい。政府は潘総長とうまく協力して朝鮮半島に関連する問題解決にもっと積極的に出るべきである。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015/11/16 18:29 

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/717647.html訳T.W

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