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スウェーデン、普遍的なコロナ検査を中止…「規制の面で大流行は終わった」

登録:2022-02-11 01:56 修正:2022-02-11 08:00
療養施設の従事者と高危険群のみPCR…「もはや社会的リスクではない」 
英、唯一の規制「自主隔離義務」の廃止を3月末から1カ月前倒しか
スウェーデンは9日(現地時間)から、一般人に対する大規模な新型コロナウイルス診断検査を中止した。前日、マルメのある検査所で、大規模な検査としては最後の検体が採取されている=マルメ/AP・聯合ニュース

 スウェーデンは9日(現地時間)、新型コロナウイルスに関する防疫措置の大半を解除し、一般人に対する大規模な診断検査も中止した。AP通信などが報じた。他の多くの欧州諸国も防疫措置を解除しつつあるが、検査までは中止していない。

 スウェーデン政府は9日から、保健部門と療養施設の従事者、コロナに脆弱な一部の階層に対してのみ、症状が見られた際にPCR検査を実施している。それ以外の国民には、コロナに類似する症状が現われた際には、そのまま家にとどまるよう勧告することを決めている。

 レナ・ハレングレン保健相は「我々がこのかん認識していたウイルス大流行はもはや終わったと言える」とし「まだ完全に終わったわけではないとはいえ、速い変化と規制の面では終わったと言える」と述べた。また同氏は、コロナはもはや社会的な危険要因としては分類しないと付け加えた。公衆保健庁のカリン・テンマルク・ビッセル長官は「診断検査のコストと妥当性を合理化できない時期に到達した」と述べた。同氏は「コロナに感染したすべての人に対して検査を実施し続ければ、週に5億クローナ(約655億ウォン)、月に20億クローナ(約2628億ウォン)かかる」と述べた。

 スウェーデンでは、病院治療の必要なコロナ患者は現在2200人あまりおり、これは去年春の第3波と似たような水準だ。このため、多くの病院が依然として圧迫を感じており、政府の措置は性急だとの指摘もあるとロイターは伝えた。スウェーデン政府の防疫政策の緩さを強く批判してきたウメオ大学のフレドリック・エリ教授(ウイルス学)は「もう少し忍耐強く、少なくともさらに数週間は待つべき」だとし「我々は検査を続けられるくらいの豊かさはある国だ」と批判した。

 一方、英国のボリス・ジョンソン首相はこの日、下院に出席し、今月下旬にはコロナ感染者の自主隔離規定を解除できるだろうと述べた。当初予告していた3月末より1カ月ほど規定の廃止を前倒しするとの考えを明らかにしたもの。英国は現在、患者の自主隔離義務を除いては、コロナに関して何らの規制もない。

 米国では、マスク着用義務を廃止する州政府が増え続けている中、保健当局はまだ時期尚早だとの慎重な反応を示している。疾病予防管理センター(CDC)のロシェル・ウォレンスキー所長は、この日のホワイトハウスでのブリーフィングで「コロナ感染が広がっているか、かなりの水準を示している地域では、マスクをするよう勧告する」と述べつつ、マスク着用に関する指針を流行状況の変化に合わせて修正する作業を行っていると明らかにした。同氏は、米国のコロナ感染者と入院患者が急速に減っていることには勇気づけられると語った。

シン・ギソプ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1030525.html韓国語原文入力:2022-02-10 10:46
訳D.K

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