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2日後に迫った自民党総裁選、「日本の首相」に誰がなるのか

登録:2021-09-26 19:40 修正:2021-09-27 06:32
世論は河野氏が圧倒的1位、国会議員票では岸田氏が優位 
決選投票の可能性高く…河野氏より岸田氏が有利と予測
自民党総裁選に出馬した候補者。左から河野太郎行政改革相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)=東京/AFP・聯合ニュース

 事実上日本の首相を選ぶことになる自民党総裁選が2日後に迫った中、河野太郎行政改革担当相が次期首相支持度世論調査で圧倒的1位を維持している。だが、自民党総裁選は一般世論より国会議員の影響力が絶対的なので、最終的な当選の可能性はまだ不透明だ。

 日本経済新聞は26日、23~25日に電話世論調査を実施した結果(回答者996人)、次期首相に相応しい人物を問う質問に対し、過半数に近い46%が河野行政改革相を選択したと報道した。激しい競争を繰り広げている岸田文雄前政調会長は17%に留まり、2倍以上の差がついた。安倍晋三前首相が支持する高市早苗前総務相は14%、野田聖子幹事長代行は5%という調査結果だった。

 各種の世論調査では河野行革相が不動の1位を守っているが、自民党総裁選の特殊性のために当選を楽観することは難しい。今回の選挙では、所属国会議員(382人)と同数の党員・党友票を合算した合計764票中の過半数(383票以上)を得た候補が当選する。もし1回目の投票で過半数を超える候補者がいなければ、上位1、2位に対して国会議員(382人)と全国47都道府県連が各1票ずつ行使する決選投票(合計429票)で勝敗が決まる。

 全国110万人余りの意見が反映される党員・党友投票では、世論の支持率が高い河野行革相が有利だ。だが、2回目の投票で圧倒的に比重が高まる国会議員票では岸田氏が上回っている。時事通信は、25日まで自民党議員を対象に調査した結果、約30%が岸田氏を支持すると報道した。一週間前の20%台中盤からさらに上がったと同通信は付け加えた。若い議員を中心に支持を受ける河野行革相は伸び悩んでおり、20%台後半の支持を得ていると伝えられた。高市前総務相は20%をやや超え、野田幹事長代行は推薦者20人以外には支持が広がっていない。約15%の議員はまだ態度を明確にしていないと伝えられた。同通信は「いずれも過半数に達せず、総裁選は上位2人による決選投票にもつれ込む公算が大きい」と見通した。日本のマスコミは、決選投票では国会議員票が党員票より8倍多くなるため、保守議員が結集すれば河野行革相の当選の可能性が相対的に低くなるとの予測を出している。

東京/キム・ソヨン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1012741.html韓国語原文入力:2021-09-26 15:59
訳J.S

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