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「日本、ディスプレイ・半導体の必須素材の韓国への輸出を規制」…経済報復か

登録:2019-06-30 22:39 修正:2019-07-01 07:33
産経新聞、輸出規制を報道 
 
「テレビ・スマートフォンの液晶生産などに使われる3品目 
7月4日から輸出許可を受けるよう変更」 
手続簡素化優待政策を突然廃止 
 
徴用工賠償判決への“報復措置”と解釈 
外交部「通知は受けていない…事実把握中」 
日本が報復すれば正面対抗を予告…関係急冷
文在寅大統領が28日午前、大阪国際コンベンションセンター「インテックス大阪」で開かれたG20首脳会議公式歓迎式で、議長国の日本の安倍晋三首相と握手した後移動している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 主要20カ国・地域(G20)首脳会議参加のために大阪を訪問した文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍晋三首相の韓日首脳会談は実現しなかった。大統領府高位関係者が25日、「韓日首脳会談は開かれないだろう」と明らかにし、すでに予想されていた状況ではあるが、日本の一角で再び“経済報復”を挙論するなど、韓日関係は緊張状況を継続している。

 文大統領と安倍首相は28日、G20首脳会議開幕後に開いた公式歓迎式と首脳晩餐などで会い握手して目を合わせる程度に終わった。特別な親しみを表わすジェスチャーはなかったという。特に、公式歓迎式で取材陣の前に立った両首脳は、8秒間の握手だけで別れた。文大統領の日本滞留最後の日程だった韓-カナダ首脳会談を消化するまで安倍首相との別途の出会いはなかった。

 韓日両国は、終盤まで文大統領と安倍首相の会談開催に関連して議論をしたと見られる。カン・ギョンファ外交部長官と河野太郎外相は、大阪でG20外相たちとの晩餐が終わった28日夜9時頃に別途会い、朝鮮半島問題と韓日関係全般に対して意見を交わした。だが、昨年10月の韓国最高裁(大法院)の強制徴用被害損害賠償判決と、その後の日本哨戒機、福島水産物輸入問題が続いて蓄積した両国間の壁を越えることはできなかったと見られる。

 大阪G20で両国が突破口を見つけられず、冷えこんだ雰囲気は当分続く見込みだ。こうした中で、日本の右派指向の産経新聞は、日本政府が韓国に対する輸出管理運用政策を修正し、テレビ・スマートフォンの有機ELディスプレイ部品に使われるフッ化ポリイミド、半導体の製造過程に欠かせないレジスト、エッチングガス(高純度フッ化水素)の3品目の輸出規制を7月4日から施行することにしたと報道した。

 日本政府が輸出を規制することにした3品目は、すべて軍事目的に転用できるが、今まで韓国に対しては手続きを簡素化するなどの優待措置をしてきたと新聞は伝えた。日本政府は、これを7月4日からは契約別に輸出許可を受ける方向に切り替えるということだ。新聞は、今回の措置が強制徴用賠償訴訟をめぐる事実上の“対抗措置”(報復措置)だと解説した。

 日本が経済報復に出るならば、韓国のディスプレイ・半導体企業などは影響を受けることが避けられない。コーロン生命科学、SKイノベーション、ソルブレインなど韓国国内の一部企業が材料を供給してはいるものの、約70%にのぼる日本の半導体材料・装置をすべて賄うことはできないためだ。「半導体素材強国」と呼ばれる日本は、問題になった3大品目市場(高純度フッ化水素、感光性樹脂、フッ素含有ポリイミド)の70%を占めているという。

 半導体業界の関係者は「供給先を多角化しようと努力しているものの、国産企業が日本企業の技術力に追随できないのが実状」と話した。ディスプレイ業界関係者も「コーロン生命科学など国内の大型パートナーがあるため大きな影響はないが、一部の工程で日本からの輸入品を相当数使っている」と話した。

 韓国外交部当局者は「まだ日本側から関連措置をとるという通知を受けていない。事実関係を把握中」と話した。日本政府が、7月21日の参議院選挙を意識して、報復措置を急いでいるのではないかという解説もある。カン・ギョンファ長官は25日、国会外交統一委員会に出席して「日本の報復性措置が出てくるならば、(韓国政府も)それに対してじっとしていることはできない」と話したことがあり、両国関係が悪循環に陥ることもありうる。

東京/チョ・ギウォン特派員、シン・ダウン、パク・ミンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/899929.html韓国語原文入力:2019-06-30 20:13
訳J.S

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