ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が31日に北朝鮮を訪問する。
30日、ロシア外務省は「31日にラブロフ長官の公式訪朝がなされる。両国の外相会談が予定されており、両国の関係懸案に対する議論と朝鮮半島周辺情勢および他の国際・地域問題に対する意見交換がなされる予定」と発表した。北朝鮮の「朝鮮中央通信」も「朝鮮民主主義人民共和国外相リ・ヨンホ同志の招請で、ロシアのラブロフ連邦外相がまもなく訪問する」と明らかにした。ラブロフ外相の訪朝は、先月のリ・ヨンホ外相のモスクワ訪問に対する答礼訪問の形だ。
朝ロ外相会談は、来月の朝米首脳会談を控えて南北と周辺国が緊迫して動く中でなされる。6カ国協議の参加国であるロシアは、「4・27板門店(パンムンジョム)宣言」で朝鮮半島平和体制構築条項からロシアが外れたことと関連して「南北間で締結される平和協定の参加者になろうと努力しない。ソ連は朝鮮戦争にも停戦協定交渉にも参加しなかった」として、意に介さないという立場を明らかにした。しかし、北東アジア平和体制構築については「この目標の達成手段はロシアが参加する6カ国協議の枠組みであり、他に代案はない」として積極的な参加の意志を明らかにした。