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天皇、トランプに「米国の支援によって今日の日本がある」

登録:2017-11-07 00:02 修正:2017-11-07 07:00
トランプ「過去のいつにもまして良い関係」
ドナルド・トランプ米大統領が6日、東京の皇居で明仁天皇夫妻と面談した後に握手している=東京/AFP聯合ニュース

 日本を訪問中のドナルド・トランプ米大統領が天皇と面談した席で、明仁天皇は「米国の支援によって今日の日本がある」と述べた。

 トランプ大統領夫妻は訪日二日目の6日午前11時頃、皇居で明仁天皇夫妻と面談した。明仁天皇と美智子皇后は皇居内の建物である御所前でトランプ大統領夫妻を出迎えた。

 約20分間続いた面談で天皇は、トランプ大統領に「(米日)両国はかつて戦争をした歴史があるが、その後の友好関係と米国の支援によって今日の日本があると考える」と述べたと宮内庁が明らかにした。

 明仁天皇が日本訪問の感想を聞くと、トランプ大統領は「すべてうまくいっている」と述べ、「現在の米日関係は、過去のいつにもまして良い」とも話した。「北朝鮮問題、日本との防衛協力、通商問題など種々の問題に関して充実した意見交換をしている」とも言及した。トランプ大統領は続けて「すべての国民から深く敬慕を受けている陛下にお会いできてとても光栄だ」とも話した。

ドナルド・トランプ米大統領が6日、東京の皇居で明仁天皇と面談している=東京/AP聯合ニュース

 明仁天皇は米国テキサス州の教会で起きた銃乱射事件に言及して「大統領は心を痛めていらっしゃるでしょう」と慰労の言葉をかけ、トランプ大統領は「悲惨な事件だった」と答えた。明仁天皇は「また日本に立ち寄ってほしい」とも話した。天皇が主催する昼食会や晩餐会は行われなかった。

 明仁天皇は2009年にバラク・オバマ米大統領が日本を訪問した時には昼食を共にした。当時オバマ大統領は天皇に深くお辞儀をしたが、これに対して当時米国内の保守派が反発した。この日トランプ大統領夫妻と天皇夫妻の面談はやわらかいムードで進められたが、トランプ大統領は天皇に腰を曲げての挨拶はしなかったと日本のマスコミは伝えた。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/817735.html 韓国語原文入力:2017-11-06 20:02
訳J.S(938字)

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