ジョン・マケイン米上院軍事委員長が北朝鮮の6回目の核実験後、韓国内で提起されている朝鮮半島への米国の戦術核の再配備主張について「考慮しなければならない」と述べた。
米国の国防政策に大きな影響力を持っているマケイン議員は10日(現地時間)、CNNとのインタビューで「韓国の国防長官が数日前に核兵器の再配備を要求した」とし、「これは深刻に考慮しなければならない」と述べた。ソン・ヨンム国防長官は最近、朝鮮半島への米国の戦術核の配備について言及した。
米議会内で国防タカ派を代表するマケイン議員は韓国にミサイル防衛(MD)をはじめ、他の防御能力の増強、中国に対する圧力の増加など対北朝鮮戦略を求めながら、朝鮮半島の戦術核再配備も考慮すべきだ主張した。彼は、北朝鮮に対する中国の圧力と関連しては「中国にも言うべきだと思う。中国との交易を一部失うのは、米国にとって害になるかもしれないが、何か変わらなければならない」と話した。中国に強力な対北朝鮮制裁を求めるために、中国との交易を一部中断する処置を取る必要があると強調したのだ。
マケイン議員は、北朝鮮に対しても「金正恩(キム・ジョンウン)が攻撃的に行動すれば、その対償は消滅(extinction)ということを、彼に知らしめなければならない」として、強く警告した。