登録 : 2017.04.12 23:14 修正 : 2017.04.13 07:37

マティス「特別な理由や要請はない」 
北朝鮮先制攻撃など“危機説”を一蹴 
日本「ロナルド・レーガン号の空白を埋めるため」

ジェームズ・マティス米国防長官//ハンギョレ新聞社
 ジェームズ・マティス米国防長官は、航空母艦カールビンソン号が朝鮮半島近隣の西太平洋海域へ向かっていることと関連して「現時点ではそれが最も慎重な措置と考えたため」としながら「我々がカールビンソン号をそちらに送ったのは特別な要請や理由があってのことではない」と述べた。北朝鮮の6回目の核実験が差し迫ったとか、北朝鮮に対する先制攻撃など軍事的対応をするために出動させたのではないとの意味と見られる。

 マティス長官は11日(現地時間)、ワシントンの国防部で北朝鮮・シリア事態などと関連した記者会見を通じて「カールビンソン号の航路については理由があって西太平洋地域に留まるということだ。カールビンソン号は太平洋の南北地域を自由に行き来する」とし、このように明らかにした。マティス長官は「それでは、なぜあらかじめカールビンソン号の航路を公開したのか。北朝鮮に送るメッセージか」という質問に対して「カールビンソン号は元々訓練参加のためにある方向(オーストラリア)に動いていたが、その訓練での我々の役割を取り消したので、そこで一般に公開することになった。カールビンソン号がなぜその訓練に参加しないのかを説明する必要があった」と答えた。

米航空母艦カールビンソン号=資料写真//ハンギョレ新聞社
 カールビンソン空母打撃群は、シンガポールにいて訓練のためにオーストラリアに行く予定だったが、突然経路を朝鮮半島側に変更し米国の“北朝鮮爆撃説”が出回り始めた。米軍太平洋司令部のデービッド・ベンハム報道官はこれに先立つ9日、カールビンソン空母打撃群の航路変更事実を公開して「北朝鮮は無謀で無責任で、安定を害する(彼らの)ミサイル試験と核兵器開発のためにこの地域の最高の脅威」として、北朝鮮の挑発がカールビンソン号派遣の理由であることを示唆した。

 日本ではカールビンソン号の航路変更が現時点では米軍の戦力空白を埋めるためという分析が出ている。日本の安保関連専門家である日本経済新聞の高坂哲郎専門委員は11日、この新聞のコラムで「(日本の)横須賀港を母港とする原子力空母ロナルド・レーガン号が1月から4月まで点検および整備のために活動を停止するので(西太平洋地域の)穴を埋めるために(カールビンソン号が)展開した」と分析した。東太平洋を管轄するカールビンソン号が(西太平洋側にある)朝鮮半島に接近するのを米軍の増派とは解釈できないということだ。

 ただし、高坂委員はカールビンソン号がロナルド・レーガン号の整備が終わる5月以後にも朝鮮半島近隣に留まるかが重要だとし、「朝鮮半島近隣で活動する航空母艦が2隻になれば、その時点で米軍の増派が確定し、朝鮮半島をめぐる真の意味の緊張が始まる」と書いた。

ワシントン、東京/イ・ヨンイン、チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-04-12 21:21
http://www.hani.co.kr/arti/international/america/790448.html 訳J.S(1369字)

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