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対北朝鮮制裁の米中専門家チャネル 具体案は不透明

登録:2016-06-09 02:17 修正:2016-06-09 06:39
米中戦略経済対話後の動き
習近平・中国国家主席(右)が7日、北京の人民大会堂でジョン・ケリー米国務長官に会い握手している。6日から開催された米中戦略経済対話はこの日で閉幕した=北京/ AFP・聯合ニュース

「対北朝鮮制裁の独立セッション」
中国の受け入れは異例
ケリー長官、中国側に謝意
韓国6カ国協議代表が武大偉代表と会談

 米国と中国が今月6日から7日まで北京で開かれた第8回戦略経済対話で、対北朝鮮制裁に関する「特別セッション」を設けたのは、中国の対北朝鮮制裁の緩和を憂慮した米国側の要求が受け入れられたためとされる。

 8日、ハンギョレの取材で、米国のジョン・ケリー国務長官が7日に言及した「両国(米中)の専門家らを集め全面的かつ効率的な制裁の適用を調整することにした」協議体は、今回の対話の間に行われた「北朝鮮制裁に関する特別セッション」を意味するものと見られる。この場合、ケリー氏が言及した「専門家ら」(experts)は、米中両国の政府当局者を指していると思われる。また、「これから」(going forward from now)という表現を使ったのは、そのセッションが閉会式の後、またはそれに近い時間に行われたから可能性がある。この日の「対北朝鮮制裁セッション」は、米中の次官補級が出席した実務対話の形で行われたことがわかった。

 中国が米国と対北朝鮮制裁を議論する「両者協議」に同意したのは、最近の朝中の接近からして、異例のことだ。この日、ケリー氏がこれと関連し、中国側に「感謝する」と述べたのは、こうした雰囲気を念頭に置いたものとみられる。

 今回の「特別セッション」がこれから定期的または不定期的な両国間の会議につながる可能性は高くないと思われる。米国の立場からすると、北朝鮮制裁を緩めないために、中国を圧迫する姿勢を示しただけでも、一定の成果を収めたと言える。こうしてみると、ケリー氏が「専門家らによる調整協議」に言及したとしても、中国の制裁履行を点検するための特別の機構が実際に設けられることはないかもしれない。

 しかし、ケリー氏の言う「専門家らによる調整」が今回の対話での特別セッションではなく、新しい民間の専門家チャネルの構成を意味する可能性も完全には排除できない。選挙と政権交代が行われる微妙な時期に、政府が直接乗り出すよりも民間チャネルを活用し、外交の成果を図ろうした可能性もあるからだ。北京の外交消息筋は「中国側からはまだ何も説明もないが、ケリー長官の言葉だけ見れば(民間分野の会談を意味する)『トラック・ツー』レベルの接触を意味する可能性もある」と指摘した。

 中国の専門家の間には、米国が、来年初めに新政権が発足するまでのおよそ半年間は、外交問題で対立を拡大するような行動には出ないだろうと分析する人もいる。人民大学の成暁河教授は、「朝鮮(北朝鮮)が5回目の核実験を行わない限り、今回の立場の違いを確認した中米が北朝鮮の核問題をめぐり、新たな変化を見せるとは思えない」と指摘した。

 6カ国協議韓国側首席代表のキム・ホンギュン外交部朝鮮半島平和交渉本部長は8日、北京を訪問し、中国側首席代表の武大偉・外交部朝鮮半島問題特別代表と会談した。この日の両代表は、先週の北朝鮮のリ・スヨン労働党中央委員会副委員長の中国訪問と習近平主席との面談、今週の米中戦略経済対話以降の朝鮮半島情勢などについて協議したことが分かった。

北京ワシントン/キム・ウェヒョン利用の特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-06-08 19:15

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/747363.html 訳H.J

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