登録 : 2016.06.04 00:42 修正 : 2016.06.04 08:01

外交・安保政策構想を初めて説明する場で

2日(現地時間)、民主党の大統領選予備選挙候補のヒラリー・クリントン前国務長官が、カリフォルニア州サンディエゴのバルボア公園のプラド宴会場で主な外交・安保政策を初めて発表している=サンディエゴ/ AP・聯合ニュース

今月の合同演習を「MD訓練」と規定 
政権握れば、システム構築の加速化を予告 
「参加していない」とした韓国政府の立場と異なる

 米民主党の有力な大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官が初めて外交・安保政策構想を説明し、長官在任当時に韓米日のミサイル防衛システム(MD)を構築したと明らかにした。クリントン政権が発足すれば、米国主導の韓米日3カ国のMDシステムの構築を加速させることを予告すると共に、「米国主導のMDへの参加はない」という立場を表明してきた韓国国防部の説明とも異なるもので、議論が予想される。

 クリントン氏は2日(現地時間)、カリフォルニア州サンディエゴでの演説で、「国務長官時代、北朝鮮の脅威に対処するため同盟国の日本、韓国と緊密に協力してきた」と述べ「(3カ国の協力の中には)北朝鮮の指導者たちが核兵器を発射すれば、これを撃墜するためのMDシステムの構築が含まれている」と明らかにした。

 クリントン氏はさらに「その(MD)技術は米国が開発したものであり、主な武器は日本の艦船に搭載されている。(韓米日)3カ国ともにこのシステム構築に貢献した」と述べた。日本の艦船に搭載された武器とは、イージスシステムと迎撃ミサイルのSM3を指すものと思われる。クリントン氏は「韓国が貢献した」部分については具体的に言及しなかったが、韓米日の情報共有約定などを通じた協力を念頭に置いたものとみられる。

 また「今月、韓米日の軍がそれ(MD)を試すために合同演習を実施する」とも述べた。今月末に米国の主導で環太平洋合同演習(RIMPAC<リムパック>)の一環として初めて実施する韓米日の訓練が、MD訓練であることを明確にしたものだ。

 クリントン氏の発言は、米国がオバマ政権時代に韓米日MDシステムを緻密に構築してきたことを事実上認めたものだ。また、クリントン氏が大統領になれば、米国主導のMDのサブネットワークに韓国のミサイル防衛を組み入れることを強く求めるものと予想される。これは、韓米日3カ国間のMDを自国の安全保障に対する「レッドライン」(禁止線)と見なす中国の反発をもたらし、米中関係はもちろん、韓中関係さえ揺るがす可能性がある。

 クリントン氏の発言は、韓国国防部の立場とも異なっており波紋を呼びそうだ。これまで韓国は「米国が主導するMDに参加せず、独自の『韓国型ミサイル防衛』(KAMD)を構築する」と明らかにした。特にRIMPACで実施する韓米日初のミサイル防衛訓練についても、国防部は「(今回の演習は)MD訓練ではなく、米国主導のMDへの参加でもない」と反論してきた。国防部当局者はこの日、クリントン元長官の発言について「私たち(韓国)は米国が主導するミサイル防衛に参加していない」と否定した。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員、パク・ビョンス先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-06-03 19:13

http://www.hani.co.kr/arti/international/america/746767.html訳H.J

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