米国の有力紙ニューヨークタイムズは14日、北朝鮮の核・ミサイル問題と関連して強い制裁だけでは解決できないとし、イラン核合意のように相互に受け入れ可能な目標に向かった協議にはいらなければならないと主張した。同紙は「北朝鮮と真剣に対する時」という題の社説で、北朝鮮が年初に相次いで実施した核実験と長距離ロケット発射は、北朝鮮の核・ミサイル開発欲望を見せる一方で、この兵器プログラムを中断させられなかった国際社会の嘆かわしい失敗を想起させたと指摘した。
同紙は一方で、米議会が先週圧倒的に通過させた超強硬対北朝鮮制裁法案をオバマ政権は署名しなければならないと主張した。 また、北朝鮮の後援国である中国が北朝鮮により多くの影響力を行使することを注文した。
しかし「より強力な制裁だけでは北朝鮮に大量殺傷兵器プログラムの再考をさせるに充分でない」として「昨年のイラン核合意は、制裁は相互に受け入れ可能な目標に向かった交渉でのみ一定の役立つ道具になりうることを示した」と明らかにした。 さらに「オバマ米大統領、習近平中国主席、韓国と日本の指導者は北朝鮮を真剣な対話に誘導できる提案を出せないという誤りをしてきた」と指摘した。 同紙は「北朝鮮の完全な核放棄は現時点では非現実的」とし「成功の可能性を持つには、交渉が(北朝鮮の兵器プログラムに対する)一定の制限または統制を目標にしなければならない」と強調した。 その上で「これは北朝鮮がすべての核・ミサイル試験を中断し、他の国家に対する関連技術移転を放棄するよう説得することを意味する」と明らかにした。