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マーク・リッパート駐韓米国大使指名者「北制裁・孤立化持続」

登録:2014-06-18 22:21 修正:2014-06-19 06:59
マーク・リッパート(写真中央)駐韓米国大使 指名者

駐韓米大使指名者‘対北朝鮮観’強硬
「韓-日葛藤に米国は仲裁せず」 確認
「FTA履行問題が最優先課題」 強調

 マーク・リッパート(写真)駐韓米国大使指名者が17日、北朝鮮の核問題と関連して北朝鮮政権に対する孤立化と制裁を持続して、米国および同盟国のミサイル防御(MD)を拡充しなければならないと明らかにした。

 リッパート指名者はこの日、米上院外交委員会承認聴聞会に出席した席で‘北朝鮮リスクにどのように対処するか’という質問にこのように答えた。 これはリッパート指名者が非常に強硬な対北朝鮮観を持っていて、ミサイル防御(MD)の拡充と関連しても韓国に対する圧迫を強化するだろうことを示している。

 彼は北核脅威に対する三つの対応基調を提示した。 彼は「第一に、北朝鮮と北朝鮮政権を孤立させるための国際的コンセンサスを作ること」とし「最も良い例が人権問題で彼らを孤立させること」と話した。 彼はまた「多者的・独自制裁と圧迫を持続して、軍事訓練も継続し、米国が北朝鮮の行動に注目しているという強力な信号を送らなければならない」と話した。 彼は「最後に、強力な国防と抑止が必要だ」として「ミサイル防御を強化するためにアラスカの迎撃ミサイル数を増やす一方、日本に2基目のTP2レーダーを設置し、弾道ミサイル巡洋艦2隻を2017年までに配置し、グアムに高々度ミサイル防御体系(THAAD)を移動し北朝鮮の威嚇より一歩先んじなければならない」と話した。

 彼は韓-日間の葛藤緩和方案と関連しては「米国が仲裁者の役割を受け持つことはない」とし、既存の米国政府の方針を繰り返した。 しかし彼は「我々は韓-日両国が困難で苦痛な過去の歴史イシューを解決するために対話に乗り出すよう促してきた」として「我々はこのような対話を促進する上で重要な役割をすることができる」と話した。

 彼はまた「韓米自由貿易協定(FTA)履行問題は最優先課題の一つ」として「自動車や原産地問題のような一部不公平な懸案が存在する」と話した。 彼は特に「自動車問題が相変らず目につくと考える。 韓国に対する米国の自動車輸出が80%増加するなど、一部進展した部分もあるが米国貿易代表部(USTR)とともに持続的に問題を提起する必要があると感じる」と話した。

ワシントン/パク・ヒョン特派員 hyun21@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/america/643046.html 韓国語原文入力:2014/06/18 21:53
訳J.S(1151字)

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