韓国で5月の海外パッケージツアーの利用客は、40代以下はベトナムを、50代以上は日本を最も好んでいた。子連れの家族旅行は東南アジア、親との旅行は中国が人気だった。
ハナツアーは30日、「家庭の月」といわれる5月を迎え、海外パッケージツアー利用客の好む国と年代を分析したところ、40代以下ではベトナムが1位、50代以上では日本が1位となったと発表した。一方、予約の増加が目立つ地域としては、グアム・サイパンが対前年比74%増、中国は実に608%増だった。
グアムが上位5位圏外だった20代を除いて、40代以下では日本、フィリピン、タイ、グアムが人気。乳幼児や青少年を同伴する家族旅行客は、東南アジアや南太平洋地域を好む傾向が目立った。親との旅行では、白頭山(ペクトゥサン)、張家界などが中高年層に人気があるため、中国への旅行客が大幅に増加した。
一方、ハナツアーの今年第1四半期の海外パッケージツアー送り出し客数は58万人あまりで、昨年同期の倍以上となった。コロナ禍前の2019年に比べると60%ほどだが、航空路線の拡大と旅行需要の増加で急速な回復を示している。
ハナツアー利用客に人気の旅行先は、上から東南アジア(52.7%)、日本(27.3%)、中国(6.8%)、南太平洋(6.0%)、欧州(5.7%)、米国(1.5%)。ハナツアーの関係者は、「連休の多い5月を含め、第2四半期の海外パッケージツアー客は増えている」と語った。