仁川江華(インチョン・カンファ)の席毛島(ソンモド)、慶尚南道統営(トンヨン)の長蛇島(チャンサド)と巨済(コジェ)の只心島(チシムド)、全羅南道新安(シナン)の黒山島(フクサンド)と押海島(アプヘド)の5島が、この冬に訪ねたい島に選定された。
行政安全部と韓国島振興院は11日、「島の持つ固有の特色を知ってもらうために、昨年から季節ごとに『訪ねたい島』を選定しているが、今回の『2023年訪ねたい冬のX島(冬の島)』は温泉やツバキなどで有名で、冬に家族や友人と旅するのに良い5つの島を選定した」と発表した。
仁川江華郡の席毛島には、首都圏西北部で唯一の自然休養林である席毛島自然休養林がある。またミネラル温泉で有名な席毛島露天の湯が海辺にあり、夕焼けを眺めながらゆったりと楽しむ温泉が絶品だ。
慶尚南道統営市の長蛇島は、10万本あまりの樹齢数百年のツバキとタブノキが調和する島だ。特にツバキのトンネルは人生最高の写真が撮れる名所として広く知られており、「星から来たあなた」などのドラマのロケ地として有名だ。巨済市の只心島は、12月から翌年2月までツバキの花で島全体が華やかに染まる。朝鮮半島と対馬の間の海の要衝であるため、昔から軍事要衝として利用され、弾薬庫、電灯所、官舎など、日帝強占期の日本軍の痕跡が島のあちこちに残っている。
全羅南道新安郡の黒山島は、韓国初の海洋学の研究書『茲山魚譜(チャサンオボ)』が誕生した場所で、黒山島で流人生活を送りながら『茲山魚譜』を著した丁若銓(チョン・ヤクチョン)の沙村書堂(サチョンサダン)、流配文化公園、渡り鳥博物館などがある。新安郡の押海島では、2万株あまりのサザンカが満開となる1月1日まで「島の冬花祭り」が開催される。雪の積もったサザンカの道でのウォーキング、願い事を書いて木にくくりつけるイベントなどの体験イベントも行われる。
一方、韓国島振興院は来年2月4日まで、冬の島の訪問客を対象に証明写真コンテストを開催する。参加希望者は韓国島振興院のインスタグラムをフォローし、SNSにハッシュタグ「#2023訪ねたい島、#冬の島、#島の名前」と共に冬の島で撮った写真をアップすれば良い。当選者は来年2月6日に発表される。5つの冬の島に関する詳しい旅行情報は、韓国観光公社ウェブサイト「大韓民国隅々」(korean.visitkorea.or.kr)で確認できる。