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韓国全経連「韓国の15大輸出品目、今年の輸出はマイナス7.8%展望」

登録:2020-04-05 21:51 修正:2020-04-06 19:55
機械・ディスプレイ・船舶の順に輸出減少幅大きい 
医療需要でバイオヘルス業種は大幅増加を予想
韓国15大主力輸出業種別 2020年輸出展望=出処:全国経済人連合会//ハンギョレ新聞社

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにともなうグローバル経済危機により、今年の韓国の主力輸出品目の輸出が前年比で7.8%減少するとの見通しが出た。

 全国経済人連合会(全経連)は5日、COVID-19事態が米国・欧州などに広がり、2020年の韓国15大輸出品目の輸出が前年比7.8%減少するという展望を明らかにした。15大主力輸出品目は、機械・船舶・ディスプレイ・繊維・自動車など輸出上位15業種(2019年全輸出の78.5%)を意味する。今回の調査は、3月25日から3月31日まで15の業種団体別アンケート調査を通じて進められた。

 業種別に見れば、一般機械の輸出減少が22.5%と予想され、最も大きな打撃を受けることが明らかになった。続いて、ディスプレイ(-17.5%)、船舶類(-17.5%)、自動車(-12.5%)、繊維(-12.5%)、家電(-12.0%)、無線通信機器(-11.0%)の順で輸出不振が予想された。

 一方、バイオヘルス分野は、新型コロナウイルスの拡散にともなう医療・健康関連需要の増加で、前年対比輸出が25.8%急増するとの展望だ。また「社会的距離置き」(ソーシャル・ディスタンシング)により、IT製品の需要増加が予想され、コンピュータと半導体分野の輸出もそれぞれ5%、0.6%増加すると見通された。

 全経連は、今年韓国の主力品目の輸出減少にともなう危機を克服するために、貿易・通商分野における10の政策課題を政府に建議した。主な建議事項は、韓国政府が各貿易国に対し韓国の企業家に対する入国禁止および制限措置の撤回を要請することと、多国間・二国間の自由貿易協定(FTA)推進、日本・欧州・英国など通貨スワップ契約締結地域の拡大などだ。

ソンチェ・ギョンファ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/935686.html韓国語原文入力:2020-04-05 20:36
訳J.S

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