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ソウルのアパート平均売買価格が6億ウォンを超えた

登録:2017-04-04 21:57 修正:2017-04-05 07:57
KB国民銀行3月住宅価格動向調査 
江南の再建築アパート価格上昇が影響
ソウルの代表的住居施設となっているアパート住居団地=資料写真//ハンギョレ新聞社

 ソウルのアパート(日本でいうマンション)の平均売買価格が史上初めて6億ウォン(約6000万円)を超えた。江南(カンナム)圏を中心に再建築事業が活気を帯び、平均アパート価格を押し上げた影響と見られる。

 4日、KB国民銀行の「3月住宅価格動向」資料によれば、ソウルのアパート平均売買価格は6億17万ウォンで、国民銀行が関連調査を始めた2008年12月以後初めて6億ウォンを突破した。先月の平均売買価格(5億9861万ウォン)に比べ156万ウォン上がった。

 ソウルのアパート平均売買価格は2008~2010年には5億ウォン台初中盤を維持したが、不動産市場の沈滞期であった2013年に入り4億ウォン台後半まで下がった。しかし、2014年に朴槿恵(パク・クネ)政権が公共宅地供給中断措置とともに誓約分譲権規制を大幅に緩和した不動産浮揚策である「9・1不動産対策」を出した後に住宅価格が上昇に転じ、2015年5月には5億ウォン台を回復した。

 最近のソウルのアパート価格上昇をけん引したのは再建築事業が活発な江南圏だ。江南11区のアパート平均価格は3月末現在で7億2343万ウォン(約7200万円)で、昨年末(7億1912万ウォン)より431万ウォン上がった。一方、江北(カンブク)14区のアパート平均価格は4億5539万ウォン(約4550万円)で、同じ期間に247万ウォンの値上がりに終わった。特に3月の場合、江南3区(江南・瑞草・松坡区)の売買価格上昇幅は前月対比で0.12~0.24%上がり、ソウルの平均(0.1%)を上回った。この地域では今年末までの再建築超過利益還収猶予期間中に再建築に着手しようとする団地が多く、取引も活発なためと見られる。

 ソウルを除く6大広域市のアパート平均売買価格は2億ウォン台で、ソウルのアパート価格の半分にも達しなかった。広域市の中で釜山が2億8688万ウォンで最も高く、大邱(テグ)2億7687億ウォン、仁川(インチョン)2億5899万ウォン、蔚山(ウルサン)2億5794万ウォン、光州(クァンジュ)2億2526万ウォン、大田(テジョン)2億2369万ウォンの順であった。道別にみれば、京畿道が3億2157万ウォンで最も高く、慶尚南道(2億1649万ウォン)を除き江原道・忠清北道・忠清南道・全羅北道・全羅南道・慶尚北道地域は2億ウォンを下回った。

 一方、韓国鑑定院が最近調査した3月現在のソウルのアパート平均売買価格は5億6590万ウォンで、国民銀行の調査より3427万ウォン安かった。これは両機関が住居価格統計を出す標本アパートの差が原因だ。

チェ・ジョンフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/property/789212.html 韓国語原文入力:2017-04-04 11:38
訳J.S(1273字)

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