主に海外の消費者が提起しているアップル社のアイフォンが突然切れる現象とバッテリー爆発論議に関連して、韓国の国家技術標準院がアップル側に製品欠陥の有無と関連した資料を送るよう要請したことが確認された。ギャラクシーノート7の事例に続き、産業通商資源部傘下の技術標準院がアイフォンのバッテリー問題を「消費者安全」問題と見て、本格調査を始めるのか注目される。
技術標準院は14日「最近、外信等を通してアイフォン6シリーズ(iPhone6・iPhone6プラス・iPhone6sプラス)が突然切れる現象とバッテリー爆発論議が起きており、この懸案を細かく調べている」として「最近アップルコリア側に関連資料を送ってほしいと要請した」と話した。技術標準院は「韓国国内ではアイフォンのバッテリーについて安全と関連した実際の被害事例はまだ報告されていないが、先ずアイフォンに対する欠陥有無をテストするなどの目的でアップル側と接触している」と付け加えた。製品自体の欠陥により人体危害の恐れがある場合、技術標準院はリコールを命令することができる。
技術標準院はまた「単純な消費者不便を越えて、ギャラクシーノート7のようにバッテリーと関連した“安全問題”として扱うことができるかを調べている」と話した。 技術標準院は8月31日、韓国国内でギャラクシーノート7の使用中にバッテリー発火事故が発生すると、製品安全基本法によりサムスン電子に関連調査事項を報告するよう要求したことがある。
アイフォンは最近、中国などの海外消費者が欠陥問題を相次いで提起して論議に包まれている。中国消費者協会は先月、バッテリーが30%ほど残っているのに電源が突然切れる現象が頻発していると指摘したし、上海消費者委員会はアイフォン6シリーズから発火したという消費者申告8件を公開した。アップルコリアは現在、ホームページに一部のアイフォン6sバッテリーの交換を案内しているが、安全問題のためではなく消費者の不便解消が目的と説明している。