登録 : 2016.06.18 09:15 修正 : 2016.06.18 12:23

ソウル中区のロッテデパート本店13階の食堂街にあるコーヒー専門店マ-ガレ-ド。ロッテの辛格浩総括会長と事実婚関係にあるソ・ミギョン氏が実際のオーナーであるユギ開発が運営する食堂だ=連合ニュース

劇場売店の運営関連で数百億ウォン追徴
ロッテ百貨店内の食堂7カ所を今も運営
ソ氏が所有する建物にロッテ系列会社入居
検察、グループ政策本部の核心を集中調査

 辛格浩(シンギョクホ)ロッテグループ総括会長の3人目の妻、ソ・ミギョン氏の親子が運営する会社が、今もロッテ百貨店内の食堂を運営し、ロッテ系列会社と不動産賃貸契約を結んでいることが明らかになった。オーナー家に利益を集中させる旧時代的経営姿勢が、ロッテに対する数多くの疑惑を生む背景になっていると指摘される。

 1972年にミスロッテに選ばれた後、俳優として活動していたソ氏は80年代初めに38歳年上の辛総括会長の3人目の妻になり、シン・ユミ氏を産んだ。世間には知られていなかったソ氏親子が関心を持たれるようになったのは2007年。公正取引委員会は、ソ氏が実際のオーナーとなる裕原(ユウォン)実業、辛総括会長の長女のシン・ヨンジャ氏らが所有するシネマ通商やシネマフードに、ロッテショッピングがロッテシネマ劇場の売店の運営権を与え、低い賃貸料を受けていた事実をつきとめ、是正命令と課徴金3億200万ウォン(現レートで約2680万円)を課した。2013年に財閥グループのオーナー家への業務の集中割り当てが大きな問題になった時、ロッテグループはこれらの会社との契約を解約し、翌年、国税庁はこれと関連してロッテショッピングに600億ウォン(同、約53億円)台の追徴金を課した。

 だが、ソ氏親子が実際の所有者あるいは別会社のユギ開発とロッテグループとの関係は今も続いている。ユギ開発は10年あまり前からソウル小公洞にあるロッテデパート本店、永登浦(ヨンドゥンポ)店、蚕室(チャムシル)店、釜山(プサン)本店に出店した7つのレストランを運営している。また、永登浦店があるロッテの民間資本駅舎でも、ロッテリアなど4つの売場を運営している。今年2月には、辛東彬(シンドンビン)会長が若者起業を支援するために作った投資会社ロッテアクセラレータが、ユギ開発が所有するソウル三成(サムソン)洞の建物(地下5階、地上15階)に入居した。ロッテ建設は2002年に購入した瑞草洞のビル(地上5階)を2012年祐原実業に売却している。そのすべてにロッテグループが会社の利益よりソ氏親子の利益を優先視した疑いがある。

 ロッテグループは「2013年以後、業務集中割り当ての指摘を受けた契約を整理しているところだが、まだ百貨店内の一部店舗が残っている。すぐに整理される。賃貸手数料は他の売場と同一の水準だ。不動産契約も周辺相場と同様のレベルで法的に問題になることはない」と説明した。

 ソ氏の娘シン・ユミ氏(32)がホテルロッテ顧問を務めているのも不適切と指摘される。一般的に顧問は、代表取締役など最高位の役員が退職後の一定期間務めることになっている。シン氏には経営の経験がなく、日本で広告広報の仕事をしていると知られる。ロッテグループは、シン氏がいつから顧問を務め、どういう業務をし、どれほどの給与を受けているか明らかにしなかった。

 ロッテグループの関係者は「家族と経営は分離されねばならないというのが辛東彬会長の確固たる意思だ。辛会長が韓日ロッテグループの経営を掌握した後、家族の関連問題を整理してきた」と話した。

 一方、検察はロッテグループ政策本部の前職・現職の役員5~6人を呼びだして調査するなど、政策本部への集中捜査を実施している。16日にはグループ政策本部支援室長を務め、辛格浩総括会長と辛東彬会長の資金を管理したとされるロッテカードのチェ・チョンビョン社長を取り調べ、チェ社長の後任のイ・ボンチョル政策本部支援室長も調査し、オーナー家の秘密資金に捜査の焦点を合わせている。また、政策本部が4月から証拠を組織的に隠滅した事実を確認し、これを指示した“上部”がどこなのか追跡している。

ユ・シンジェ、チェ・ヒョンジュン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-06-17 16:57

http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/748635.html?_fr=mt2訳Y.B

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