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韓国機械研究院、水素と天然ガスの混合燃料エンジンを開発

登録:2016-03-24 23:39 修正:2016-03-25 07:28
有害物質排出量はEU基準値の3分の1
韓国機械研究院のキム・チャンギ責任研究員の研究チームと水素・天然ガス混合燃料エンジン =韓国機械研究院提供//ハンギョレ新聞社

 韓国の研究陣が天然ガス(CNG)バスより二酸化炭素排出量を18%低め、燃費は良い水素と天然ガスの混合燃料(HCNG)エンジンを世界に先駆けて開発した。

 韓国機械研究院(機械研)は24日、「有害物質の排出量がヨーロッパ連合(EU)排気ガス規制基準値の3分の1水準の水素と天然ガスの混合燃料エンジンを世界に先駆けて開発した」と明らかにした。EUは1992年からディーゼル車の排気ガス規制を段階別に強化し、基準を満たさない自動車は販売できないようにしている。 現在、ユーロ6段階の基準が適用されていて、2020年にはこれよりさらに強化されたユーロ7基準が適用される。 機械研は新たに開発したエンジンを2台の市内バスに搭載し、蔚山(ウルサン)と仁川(インチョン)で試験運行中だ。

 機械研グリーン動力研究室のキム・チャンギ責任研究員の研究チームは、高油量排気ガス再循環装置技術、燃料供給および制御技術、排気後処理技術などを適用し耐久性と燃費を改善した。 キム研究員は「新しいエンジンは既存の天然ガス市内バスと比べて二酸化炭素排出量を18%低め、燃費性能は8%向上した。 米国などでも水素と天然ガスの混合燃料エンジンを開発しているが、まだユーロ6基準を満たすエンジンは開発できていない」と話した。 研究チームは8日、韓国石油管理院から排出ガス試験成績の認証を受けた。

イ・グニョン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/736742.html 韓国語原文入力:2016-03-24 19:55
訳J.S(828字)

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