登録 : 2015.11.23 22:55 修正 : 2015.11.24 09:16

4年前の調査時より0.4年短縮 
情報通信・軽工業は3年未満 
韓国技術水準、世界最高の80% 
最高技術保有率が1桁台 
研究開発遂行企業の比率も急落

 韓国と中国の製造業者間の技術格差が最近数年間で急速に縮小していて、特に情報通信技術(ICT)分野で中国企業が猛追していることが明らかになった。 このような状況で韓国の製造業者のうち研究・開発(R&D)を遂行している企業の比率が大幅に低下し、近い将来、両国間の技術力水準が逆転する憂慮が現実のものとなっている。

 産業通商資源部傘下の国策研究機関である産業研究院は、23日に発表した報告書「韓国製造業の技術水準および開発実態」で「今年10~11月、708の業者を対象に調査した結果、中国との技術格差が2011年調査(平均3.7年)より0.4年縮まった平均3.3年と現れた」と明らかにした。 産業研究院は2002年から3~4年間隔で同じ調査を続けているが、中国との技術格差は4年(2004年2次調査)→3.8年(2007年3次調査)→3.7年(2011年4次調査)と縮小してきた。 業種別に見れば、情報通信産業(2.6年)と軽工業(2.9年)は中国との技術格差が3年未満と調査された。 反面、重化学工業は3.5年を維持した。

韓国製造業の技術水準と研究開発実態、韓中の製造業技術格差。資料:韓国産業研究院//ハンギョレ新聞社

 また世界最高技術と比較した時、韓国製造業者の技術水準は80%という回答が多かった。 韓国製造業の技術水準は2~4次調査で80.0%→81.3%→81.9%と小幅ながら上昇してきたが、今回の5次調査では80.8%に下がった。 業種別に見れば、情報通信技術分野(4次調査83.3%→5次調査78.8%)。企業規模別では社員数300人以下の中小企業(81.5%→80.2%)の下落幅が大きかった。 自社が世界最高水準の技術を保有しているとする比率も2~4次調査では12.8%→13.8%→14.7%と少しずつ上がってきたが、今回の調査では9.5%に急落した。

 産業研究院のミン・ソンファン研究委員は「調査結果に最近の輸出不振などの体感景気的要因も一定反映された可能性はあるが、製造業の生産性下落など質的統計に裏付けられている部分もあるという点から、一層深層的な分析と対策が必要と見られる」と話した。

 韓国製造業の研究・開発現況はさらに大きな心配を生んでいる。 調査対象企業のうち、現在研究・開発を遂行しているという企業の比率が2次調査時の81%から3次の85.5%に上がり4次では81.9%に低下したが、今回の調査では69.5%に急落したためだ。 研究・開発遂行比率は業種と企業規模に関係なく広範囲に下落したが、特に情報通信技術分野(94%→74.2%)の下落傾向が最も際立っていた。

 研究・開発をしていると答えた企業のうち、海外との協力を進行中と明らかにした比率も32.4%→30.6%→24%→21.1%へ継続的に下がっていることが明らかになった。 ミン研究委員は「提携や海外協力を通じてシナジー効果を期待できるのに、自主開発比率だけが高まっているということは企業が(研究・開発においても)保守的な態度を取っているという意味であり、制度的補完策を議論してみる必要がある」と話した。

イ・スニョク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-11-23 20:05
http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/718723.html 訳J.S(1479字)

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