仁川(インチョン)の松島(ソンド)国際都市に国内で初の高層型「ゼロエネルギービル(Nearly Zero-Energy Building)」が建てられる。ゼロエネルギービルは建物の断熱性能を最大化し、太陽光など新再生エネルギーを活用して外部から引き込んで使う、電気・ガス等のエネルギーをゼロに近く最小化した建物のことをいう。
国土交通部は仁川・松島国際都市6・8工区A11ブロックに現代建設が作る共同住宅団地を高層型ゼロエネルギービルのモデル事業団地に選んだと23日明らかにした。この高層マンションは昨年の7階以下の低層型モデル事業に続き、8階以上の住居用建物を対象にゼロエネルギー技術を適用する初の事例だ。地上34階に886世帯規模で、今年10月頃分譲される予定だ。
このマンションには高断熱・高機密窓と外装、団地用建物エネルギー管理システム(BEMS)、太陽光・水素燃料電池など新再生エネルギーが導入され、国内高層型マンションでは初めてエネルギー効率等級が「1++(トブルプルロス)」以上になると見られる。これに伴い、入居者は暖房エネルギー使用量を最大77%まで減らせ、電気料金は仁川市平均と比較して50%、暖房費は40%以上節約できると予想される。
韓国語原文入力:2015-06-23 20:28